2020/02/05

2020年2月5日(水)16:45時ごろの動き

2020年2月5日(水)16:45時ごろの動き

新型肺炎の感染拡大にパンデミックを危惧する声もあるが市場は相変わらず不感症気味? 株高に反して、債券利回りは低下しリスクを意識した動きが復活するも弱く為替相場はリスク回避の動きも限定的。

今日の海外市場では、欧州各国と英国・米国の総合とサービス業のPMI確報値が発表となる。予想は小幅な上方修正で、製造業の改定値はすでに発表済みで小幅ながら上方修正となっていた。

また、メインイベントは米ISM非製造業景況指数で、先に発表となった製造業が強く直後は、債券利回りの上昇=ドル高へと動いていたことを思い出す。予予想55.1で前回55.0を僅かながら上回っている。

アイオワ民主党員集会では、集計途中ながらブティジェッジ氏優勢で、新たな台風の目が発生している可能性も!

為替相場は、強弱混在でUSD高傾向の中、JPY+CHFは強い反面、EUR+GBP+NZD+CADは強さが見られず。特にロウ豪中銀総裁から利下げのリスクを指摘するも「中立な政策運営スタンスを示唆」する発言に利下げ期待度は低下するも、AUD買いは限定的。

日経平均株価は前日比+234.97(+1%)近く上昇。上海総合も1.25%近く上昇。米10年債利回りは、小幅な上昇から1.58%台まで下落と弱い。WTIはアジア市場で50ドル台まで上昇するも欧州市場に入り上昇幅を縮める。

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6:45    NZD 第4四半期 失業率=4.0%(予想4.2% 前回4.2→4.1%)、就業者数増減=前期比0.0%(予想0.3% 前回0.2%)、前年比1.0%(予想1.2% 前回0.9→1.0%)、労働参加率=予想70.4 前回70.4、労働コスト=前期比予想0.5% 前回0.6%、週平均労働時間=前期比予想0.5% 前回0.6%→ 失業率は低下、就業者数は予想に届かず、強弱混在で直後は上下変動するも一時底堅く推移

10:30    AUD ロウ豪中銀総裁発言、失業率が上昇し、インフレ率の押上もできなければ、利下げが正当化される。→ 12月の失業率は5.1%に低下、直近はインフレ率の上昇があり、目先は利下げの可能性は弱い。

10:45    CNY 1月 Caixin総合PMI=51.9(予想 前回52.6)、サービス業PMI=51.8(予想52.0 前回52.5)→ サービス業は前回と予想を下回る

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トランプ大統領の一般教書演説
①11月の大統領選での再選をにらみ、民主党の有力候補が提唱する国民皆保険構想を批判し、自身の経済政策の実績を強調した。
②ウクライナ疑惑を巡る自身の弾劾裁判には直接言及しなかったが、共和党議員らが総立ちで演説に拍手を送る一方、民主党は大部分を着席したまま聞くなど、弾劾裁判がもたらした党派間の分断が如実にみられた。

ロウ豪中銀総裁発言(利下げのリスクを指摘するも、中立な政策運営スタンスを示唆。→ 追加利下げ観測が後退AUD売りは限定的で逆に反発)
①失業率が上昇し、インフレ率の押上もできなければ、利下げが正当化される。→ 12月の失業率は5.1%に低下、直近はインフレ率の上昇があり、目先は利下げの可能性は弱い。

ロウ豪中銀総裁発言
①金利について「安定期間を持つ可能性がある」とし、中立な政策運営スタンスを示唆。→ 追加利下げ観測が後退
②経済はすでに改善に向けた緩やかな転換点を通過
③追加的な金融緩和のメリットについて議論を続けている
④金利はすでに非常に低い水準。
⑤金融先物では、これまで6月と想定していた次の0.25%利下げ時期が8月に後ずれし、年内あともう1回利下げがある可能性は20%に低下。

米民主アイオワ州集会(暫定集計)
①開票率62%の段階で、前インディアナ州サウスベンド市長、ピート・ブティジェッジ氏がトップ

米政権
① 米政権は今月、ファーウェイ対する輸出規制強化について政権内部で協議を行う見通し
②商務省、国防総省、国務省、エネルギー省の高官が出席する予定で、ファーウェイや、テクノロジー分野での中国への対応について政権内部の相違を調整する狙い
③協議は今月28日に予定されており、ファーウェイに対する米国外からの販売制限を狙った米商務省の規則案が国防総省の反対により取り下げられたことを受けて行われる。

タイ中銀
①政策金利1.25%を1.0%に予想外の利下げを実施。過去6カ月間で3度目の利下げとなった。

デコス・スペイン中銀総裁
①    2%のインフレ目標は明確さをもたらすだろう

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