2020/02/05

2020年2月5日(水)23:00時ごろの動き

2020年2月5日(水)23:00時ごろの動き

新型肺炎の感染は拡大するも、中国政府による予想外の景気刺激策を評価したのか、債券利回りは強く、世界的な株高は止まらず、資源価格は上昇と流れはリスクオン。

期待通りEUR圏主要国のPMI改定値は、フランスを除き上方修正され、米国発では小売売上高は予想外に反してマイナス幅が拡大した反面、ADP雇用統計は予想外に上昇。米国とカナダの貿易収支は共に赤字額が拡大。今後は、23:45時発表の米PMI確保値と、24:00時に発表の米SM非製造業景況指数を注目したい。

為替市場は、ドル買いの動きは止まらず、リスクオンの流れにJPY+CHFは全面安。AUDはタカ派のロウ豪中銀総裁発言を受け上昇に弾みがつき、中国株高+欧州株高+米株高+資源価格上昇に、AUD買いが選好される動きが続いている。

USDJPYは、新型肺炎の感染拡大のネガティブ材料にも関わらず、中国株高の影響を受けた日本株の上昇。欧米市場の株高+債券利回りの上昇と、流れはいつか来た道の「リスクオン」。欧州市場の序盤に米株先物が急伸したことを受けた米債利回りの上昇にJPY売りが強まり、109.70台まで上昇。一時109.55まで値を下げるも、逆に109.80まで値を下げ、110円の大台トライの再開ムードが続く。ただし、大きなポイントになっていることは間違いなさそう。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

17:50    FRN 1月 総合PMI・確報値=51.1(予想51.5 前回51.5)、サービス業PMI・確報値=51.0(予想51.7 前回51.7)
17:55    GER 1月 総合PMI・確報値=51.2(予想51.1 前回51.1)、サービス業PMI・確報値=54.2(予想54.2 前回54.2)
18:00    EUR 1月 総合PMI・確報値=51.3(予想50.9 前回50.9)、サービス業PMI・確報値=52.5(I予想52.2 前回52.2)
18:30    GBP 1月 総合PMI・確報値=53.3(予想52.4 前回52.4)、サービス業PMI・確報値=53.9(予想52.9 前回52.9)

19:00    EUR 12月 小売売上高=前月比-1.6%(予想-1.1%、前回1.0→0.8%)、前年比1.3%(予想2.2% 前回2.2→2.3%)→ 予想を下回り弱い数字となった

22:15    USD 1月 ADP雇用統計=前月比29.1万件(予想16.0万人 前回20.2→ 19.9万人)→ 予想を大幅に上回る

22:30    USD 12月 貿易収支=-489億ドル(予想-482億ドル 前回-431→-437億ドル)→ 赤字額は予想を上回る

22:30    CAD 12月 貿易収支=-3.7億カナダドル(予想-6.1 前回-10.9→-12.0億カナダドル)

23:45    USD 1月 総合PMI・確報値=予想 前回53.1、サービス業PMI・確報値=予想53.2 前回53.2

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ラガルドECB総裁
①短期的な不透明感はグローバルなリスクによる。②②フォワードガイダンスや資産買い入れは効果的な自動安定機として機能している
③気候変動は戦略的な見直しの重要な部分

レーンECB専務理事
①市場参加者の多くがドイツはリセッションに陥ると考えているが、緩和政策がドイツ経済成長を下支えする

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※