2015/09/22

2015年9月22日(火曜) 昨日21日、海外市場の動き

2015年9月22日(火曜) 昨日21日、海外市場の動き

欧米株価は上昇、米金利は上昇、WTIも上昇、ドルは全面高で、円はAUDJPY+NZDJPY+EURJPYで上昇、GBPJPY+CADJPYでは下落と通貨間で動きは異なる。

日本が祭日の月曜日。複数の連銀総裁は、今後の利上げの可能性を示唆し、弱い米中古住宅販売件数にも関わらず、米金利は上昇し、ドル買いの流れが続いた。

習近平中国国家主席が初の訪米を前にして、人民元の安定が期待される中で、米国の利上げ観測は払しょくできず、AUD+NZD+CADの弱さが若干目立つ。

また、全体的にEURの弱さが目立つ。9月27日にカタルーニャ自治州の議会選が行われるが、世論調査では、分離独立派が過半数議席を獲得すると見込まれており、カタルーニャ自治州が独立した場合には、ユーロ圏から自動的に離脱するとともに、ECBからの支援が受けられなくなる可能性も気になる。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁は、新興諸国に多くの不透明感が見らえる。ユーロ圏の低成長が続く限り、金利は低水準にとどまると発言。

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ロックハート・アトランタ連銀総裁=9月FOMCが金利据え置きを決めたのは、最近の海外金融市場の動揺が米経済へ影響を与えないようにする、一種の「リスクマネジメント」。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=9月FOMCの決定は僅差。10月の利上げも依然として選択肢で、年末12月の薄商いの市場でも障害にならず。0.25%の利上げでも経済に著しい影響を与えず。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=最近の市場のボラティリティが米国経済やインフレ見通しへのリスクを高めたが、年内の利上げを引き続き確信。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=1、2回のFOMCで利上げを遅らせても大きなリスク二ならず。10月のFOMCまで残り6週間で、世界経済や米景気回復のリスクへの懸念を払拭するには不十分。

ブラード・セントルイス連銀総裁=10月のFOMCで利上げする可能性はある。緊急時の政策設定から脱却すべき時。

ブラード・セントルイス連銀総裁=失業率は前月の5.1%から4.5%を下回る水準まで低下すと予想。

ブラード・セントルイス連銀総裁=サマーズ元財務長官らが前週、米利上げに対し警告を発したことに対し批判的な考えを示し、一段の緩和が必要などと発言するべきではないと発言。


ラッカー・リッチモンド連銀総裁(19日)=失業率の低下や米景気回復を背景に年内残る2回のFOMC会合で利上げを決定する根拠を示す。

リンデ・スペイン中銀総裁=カタルーニャ自治州が独立した場合には、ユーロ圏から自動的に離脱するとともに、ECBからの支援が受けられなくなるとの認識⇒ 9月27日の議会選が予定され、世論調査では、分離独立派が過半数議席を獲得すると見込まれる。


カンリフBOE副総裁=英経済に物価圧力の高まりは見受けられないが、次回の金利変更はそれでも引き上げの公算が大きい。英経済の状況をみて、強い物価圧力が存在するとは言えない。利上げは緩やかかつ限定的。

独連銀=2015年GDP予測1.7%で、中国経済の減速で先行き世界的な先行き不透明感が漂うものの、ドイツの景気は国内需要と輸出の拡大で下半期も拡大を続ける⇒ 独政府予測は1.8%。

原油価格(WTI)上昇=ロシアが40ドル割れでは減産の可能性を示唆。米リグ稼働数の減少。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁=新興諸国に多くの不透明感が見らえる。ユーロ圏の低成長が続く限り、金利は低水準にとどまる。

中国財政省の史耀斌次官=中国の株式や為替の大幅変動は短期的。

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米中古住宅販売件数=531万件(予想551万件 前回559→558万件)、前月比-4.8%(予想-1.3% 前回2.0→1.8%)

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