2015/09/28

2015年9月28日(月曜)欧州・米国市場序盤の動き

VW前会長に捜査の手が伸び、スイス公正取引局は貴金属の価格操作で複数の大手金融機関で操作を開始し、欧州株は続落となった。米金利は上昇し、米株は下落からスタート。

ドルは、ダドリーNY連銀総裁が「FOMCが年内に利上げすると予想し、10月利上げの可能性』を示唆、米金利は上昇し、円を除き、他の主要通貨で全面高。

円も日本株安の流れと、リスク回避の動きにドル以外で全面高。ドルと円の強さが目立ち、AUDUSD+NZDUSD+EURUSD+GBPUSDの下落が目立つ。

EURUSDは、1.1240を上値のポイントまで達成できず、下落へ。上値の重さが目立つ。

GBPUSDは、利上げ開始時期の先送り感は強く、続落。

AUDUSD+NZDUSDは、米株は弱く、米利上げ=新興国経済の鈍化の不安に、続落へ。

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ラウテンシュレーガーECBG専務理事=量的緩和の拡大に言及するのは時期尚早。

黒田日銀総裁=安倍政権の新三本の矢は、2%の物価上昇を前提として、600兆円のGDP達成を挙げ散る。新一本目の矢は日銀の金融政策が入っており、日銀の大規模な金融緩和の重要性に変化はない。

◎ダドリーNY連銀総裁=FOMCは年内に利上げを実施すると予想。米経済は良好で、経済が今の軌道ならゼロ金利解除の論拠は強い。10月のFOMCの利上げ選択肢。

◎ダドリーNY連銀総裁=ドル相場は米経済に影響をあたえ、FOMCが考慮する要素の一つだが、ドル相場の見通しで、FRBの政策が決定されることはない。

スイス公正取引当局=貴金属市場での価格操作で談合疑惑で、複数の大手金融機関に対する捜査を開始。