2015/09/29

2015年9月29日(火曜)昨日28日、海外市場の動き

2015年9月29日(火曜)昨日28日、海外市場の動き

10月のFOMCで利上げ期待が高まり、リスク回避の動きが強まる。

NYダウは-1.92%低下、米10年債利回りは2.1623→2.0984%へ低下、WTIは45.70→44.44ドルへ低下。為替市場は、JPY+EURは上昇、GBP+AUD+NZD+CADは下落。

ダドリーNY連銀総裁のタカ派発言にドル高へと動き、影響を強く受けるAUD+NZD+CADの下落が目立った。

反面、米中古住宅販売成約が極端に弱く、株価の下落の影響もあり、安全資産買いへと変化、債券高(利回り低下)と安全資産通貨のJPY+EURに買いが強まった。

USDJPYは下落し一時119.70円まで値を下げ、EURUSDは一時1.1250近くまで上昇。逆に、GBPUSDは1.5160割れまで一時下落、AUDUSDは0.700の大台を割り込み、NZDUSDは0.6320台まで続落、USDCADは原油価格の低下もあり、1.3390台まで続伸し、CAD売りが強まった。

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ダドリーNY連銀総裁、年内の利上げの可能性を示唆し、早ければ、10月のFOMCで利上げもありうる。

エバンズ・シカゴ連銀総裁、年内に利上げをしないことが最良。利上げのタイミングにおいて、ドル高による影響をはかる。

アトランタ連銀のGDPNowは、米個人支出は強く、第3四半期GDPは1.4%→1.8%に上方修正。

米個人所得は、前月比0.3% (予想0.4% 前回0.4%→0.5%)、個人支出=前月比0.4%(予想0.3% 前回0.3→0.4%)、PCEコア・価格指数(デフレーター)前年比1.3%(予想1.3% 前回1.2%)→ 個人所得は予想と前回を下回り、個人支出は上方修正された前回と変わらずだが、予想を上回る)

米中古住宅販売成約が前月比-1.4%(予想0.5% 前回0.5%)と、予想を大幅に下回り予想外のマイナスに、米住宅市場に陰りがみられる。

黒田日銀総裁は、安倍政権の新三本の矢で、新一本目の矢は日銀の金融政策が入っており、日銀の大規模な金融緩和の重要性に変化はないと、追加緩和の可能性は消えず。


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