2015/09/26

2015年9月25日(金曜)欧州・米国市場の動き

2015年9月25日(金曜)欧州・米国市場の動き

欧州株は大幅上昇、米株も上昇し、米金利も上昇、原油価格(WTI)も上昇。

為替市場は、株高=円売りのセオリーを順守。米PMIは弱かったが、米第2四半期GDP・確報値は、前期比年率3.9%(予想3.7% 前回3.7%)と予想と速報値を上回り、米ミシガン大学消費者信頼感指数は、87.2(予想86.5 前回85.7)と予想外に強かったが、ドル買いは限定的で動けず。

オセアニア市場早朝に、イエレンFRB議長のタカ派の講演内容が報道されるとドルは全面高となっていた。その後の欧米市場の動きは通貨間でまちまち。一部では今回の発言を重要視しない声もあるが、市場参加者は10月の利上げの可能性も視野に入れた展開となっている。

ドル高傾向の維持組は、USDJPY+EURUSD+GBPUSD。そして、発表直後一時的にドル買いとなり、結局元の水準に逆戻り組は、AUDUSD+NZDUSD+USDCAD。

USDJPYは、早朝のイエレン発言からドル買いが始まり、欧州市場と米国市場の序盤を通じて、株高+日銀の追加緩和期待に、USDJPYは続伸傾向が続くも、121円台の売りは厚く上げ止まる。

EURUSDは、早朝のイエレン発言から1.1120まで続落、米国市場に入り、値を戻すも出発点の1.1220台まで戻りきれず。9月27日にはスペイン・カタルーニャ自治州の議会選があり、先にリンデ・スペイン中銀総裁は、独立した場合には、ユーロ圏から自動的に離脱するとともに、ECBからの支援が受けられなくなると認識との発言があるだけに、結果は気になる。

AUDUSDは、早朝のイエレン発言直後の0.698割れをボトムに、0.6990~0.7040のレンジで上下、方向感定まらず。