2015/09/24

2015年9月24日(木曜)昨日23日、海外市場の動き

2015年9月24日(木曜)昨日23日、海外市場の動き

欧州株はVW株の下落も止まり小幅上昇、英FTSEは上昇幅を拡大、米株は小幅下落。米債10年債利回りは小幅上昇、原油価格(WTI)はEIA週報で在庫が予想外に減少するも、製油所稼働率が大幅に低下し、逆に続落し弱さが目立つ。

為替相場は相変わらず、3極化。動けないUSDJPY、強いEUR、弱いGBP+AUD+NZD+CAD。

USDJPYは120円台前半で動けず。GBPUSDは英株高にも1.5360→1.5220へ下落。EURUSDは弱さが目立つユーロ圏PMIにも1.11台を維持、ドラギECB総裁の議会証言で緩和示唆はなく、バイトマン独連銀総裁の強気発言もあり、1.12台まで上昇し、EURGBPは急進。

習近平中国国家主席の強気発言にも、コモディティ価格は弱く、AUDUSDは0.7000の大台を割り込み続落、NZDUSDは0.6230台まで続落し、USDCADは小売売上高が弱く原油安に1.3350台へ上昇へ。

※※※※※※※※※※※

バイトマン独連銀総裁=ECBは原油安の影響を無視する必要がある。原油安は一時的で、購買力の拡大を通じて景気を支援。金融緩和は必要以上に長期にわたり続行すべきでない。

バイトマン独連銀総裁=資産買い入れプログラムは金融政策と財政政策の境界を曖昧にし、緊急時にのみ最終手段。低金利は構造改革、財政健全化の先送りにつながる可能性。

エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が発表した週間統計=原油在庫は-190万バレル(予想-53.3万バレル)と予想外に減少へ。

ポルトガル2014年財政赤字を修正=GDP比の赤字を4.5%→7.2%に上方修正。経営破綻したバンコ・エスピリト・サント(BES)の救済資金を赤字に含める必要が生じた。

ドラギECB総裁議会証言=必要とあれば、QEを2016年9月以降も延長するが、新興国の経済成長の鈍化、ユーロ高、商品価格の下落により、ユーロ圏のインフレ見通しが想定軌道から逸脱するかどうかを分析するには一段の証拠が必要。

ドラギECB総裁議会証言=ギリシャは著しい進展をした。回復は原油安により支えられ、金融市場が回復したと自信。現在のところ金融安定にリスクは見られない。新興市場、ユーロ相場、原油価格がリスク。

ヤズベツ・スロベニア中銀総裁=現時点ではQEの引き揚げ、もしくは延長をめぐる協議はない。金融政策は効果が出始めるまで時間がかかるため、これまでの合意事項以外のシナリオについて協議することは時期尚早。

習近平中国国家主席(訪米中)=中国経済は成長を続ける。中国の中間層は今後10年間で倍の6億人へ。中国は企業支援を目指した改革を公約。

ロックハート・アトランタ連銀総裁=FRBによる金利の正常化は経済の健全化を示す。米国の製造業はドル高の影響でいくらか弱まった。市場の変動が経済に波及するかどうかを監視。

※※※※※※※※※※※

AUD 7月 CB景気先行指数=前月比0.3%(予想 前回-0.2→-0.3%)

CNY 9月 財新メディア 製造業PMI・速報値=47.0(予想47.5 前回47.3)→ 予想と前回を下回り、6年ぶりの低水準

FRN 第2四半期 GDP・確報値=前期比0.0%(予想0.0% 前回0.0%)、前年比1.1%(予想1.0% 前回1.0%)→ 前期比は予想通りゼロ成長で、前年比は予想をい若干上回る

FRN 9月 総合PMI・速報値=51.4(予想 前回50.2)、製造業PMI・速報値=50.4(予想48.5 前回48.3)、非製造業PMI・速報値=51.2 (予想51.0 前回50.6)→ 予想と前回を上回る

GER 9月 総合PMI・速報値=54.3(予想54.6 前回55.0)、製造業PMI・速報値=52.5(予想52.8 前回53.3)、非製造業PMI・速報値=54.3(予想54.6 前回54.9)→ 予想と前回を下回る

EUR 9月 総合PMI・速報値=53.9(予想54.1 前回54.3)、製造業PMI・速報値=52.0(予想52.0 前回52.3)、非製造業PMI・速報値=54.0(予想54.2 前回54.4)→ 予想と前回を下回る

CAD 7月 小売売上高=前月比0.5%(予想0.5% 前回0.6→0.4%)、除自動車・前月比0.0%(予想0.5% 前回0.8→0.5%)→ 前月分が下方修正され、前年比では予想外に弱い数字に直後CAD売りが強まる

USD 9月 製造業PMI・速報値=53.0(予想53.0 前回53.0)→ 予想と前回と変わらず

OIL EIA石油在庫統計=-190万バレル(予想-53.3万バレル 前回-210.4バレル)

※※※※※※※※※※※