2015/09/25

2015年9月25日(金曜)昨日24日、海外市場の動き


2015年9月25日(金曜)昨日24日、海外市場の動き

株安+債権買い(利回り低下)+金上昇+原油小幅高。為替相場の動きはやや複雑で、ドルは欧州市場の買い→米国市場は売りへと変化し、資源国通貨でもドル売りへ。円クロスは米株が下げ幅を縮小し、円高→円安へと大きく変化し、USDJPYは120円台→119.20台まで下落後120円台まで上昇。

欧州株はVWショックの広がりを懸念し下落、NYダウは一時250ドル近くの下落から-76.6ドル近くまで値を戻す。WTIは45ドル台を回復し小幅上昇、金価格はリスクヘッジの買いに上昇が止まらず、1150ドル台へ上昇。米10年債利回りは2.1497→2.1249%と小幅下落、2年債利回りも0.6993→0.6759%と下落。

EURUSDは、欧州市場でノルウェー中銀が予想外に利下げを実施、EURNOKの買い+強い独IFOに上昇し、1.1300を超えられず午前零時のフィキシングから売りへと変化し、1.1210台まで値を下げる。

GBPUSDは、ブロードベントBOE副総裁のハト派発言と、EURGBPの上昇に1.5200まで下落するも、EURGBPは売りへと変化し、元の水準となる1.5280台へ逆戻りするも、上値は重い。

AUDUSD、NZDUSDは欧州市場の売りから米国市場では買いに変化し続伸、USDCADは欧州市場の買いから、米国市場では続落。

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米国発の経済指標は、米耐久財受注は55.2万件(予想51.5)、失業保険申請件数は、26.7万件(予想22.42)、米新築住宅販売は、55.2万件(予想51.5万件)と強さが目立つが、ドル買いは続かず売りへと変化。

欧州発の経済指標は、弱い独GFK消費者信頼感指数、9.6(予想9.8 前回9.9)に反し、独IFO業況(総合指数)=108.5(予想108.0 前回108.3→108.4、現況指数=114.0(予想114.7 前回114.8)、 期待指数=103.3(予想101..4 前回102.2)→ 総合指数は予想と前回を上回り、期待指数は予想を大幅に上回る。

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アトランタ連銀GDPNow=21日の米中古住宅販売が弱く、1.5%→1.4%へ下方修正。

シティバンク=新興国への過去4半期の資金流入額は8740億ドルで、2008年の金融危機の水準を下回り、1997~8年のアジア危機以来の低水準。外貨準備の伸びは2000年以降、新興国には約8兆ドルの資金が流入。だが新興国の外貨準備の伸びは2%弱と、過去20年で最低で、世界経済の成長見通しが悪化していることを示唆。

ブロードベントBOE副総裁=利上げ票を投じる用意はない。英国のインフレ率が中銀が目標とする水準に戻るためには、労働コストが一段と速く上昇する必要がある。

ブロードベントBOE副総裁=英中銀の利上げのタイミングは、FRBの利上げよりも、英国の雇用市場の健全性の方が重要。