2015/09/16

アジア市場を終えて思うこと!

アジア市場を終えて思うこと!

アジア市場は平穏無事に過ぎた。日経平均株価は0.47%上昇、上海総合は-0.34%低下するも、他のアジア市場の株価は堅調に推移。欧州市場も株高の流れからスタート。

これから発表される、英CPIで欧州市場の動きは決まり、米CPIで米国市場の動きが決まる可能性が高い。その結果に、17日のFOMCの利上げの有無や、今後の利上げの時期を巡る思惑が錯綜し相場を動かすことになりそうである。

アジア市場のUSDJPYは120.10円ボトムに下げ止まり反発、120円第を維持していることを考えれば、底堅いとも言えるが自信が持てない。

EURUSDは上昇1.1300の再トライ失敗し、欧州市場はEUR売りからスタート、1.1100~1.1350のレンジを世襲。GBPUSDも然りで、1.5350台を回復するも続かず。豪ドルは0.7160台まで上昇するも伸びきれず、NZDUSDは、追加利下げの呪縛から抜けきれず動けず。

どうも昨日から妙な具合で、すっきりしないことが多い。昨日のNY市場は、米2年債利回りは0.8%と重要なポイントを上抜け上昇、なのに米株は堅調に推移。株高の影響にリスク連動型の豪ドルやNZドルは強く、逆に、ユーロやポンドが弱かった。円は買いから売りへと変化し、気が付けば1円以上の値幅で上下するのみで、円クロスは円高か円安へと変化。

17日のFOMCで利上げ観測が弱まり、株価は強く、リスク資産の買い戻しが強まるなら話は分かるが、逆に2年債利回りの上昇は理解しがたく、ユーロとポンドの売りも理解できにくい。

結局は、FOMCの決定を見なければ、どうにも動けず、方向性は見られないと考えた方がよいのであろう!