2018/08/11

2018年8月10日、欧州・米国市場序盤の動き 23:45

2018年8月10日、欧州・米国市場序盤の動き 23:45

トルコリラ暴落でトルコ資産多数保有の欧州売り(EUR売り)と新興国通貨安を引き起こし、欧州米株は下落し米10年債利回りは低下と流れは安全資産へのシフトに、ドル・円・スイスは上昇へ。

米CPIは前年比2.9%と予想通りながら高水準を維持し、コア前年比2.4%と予想を上回りドル買いの流れが続く。

EURUSDは1.1500を簡単に割り込み1.1410台まで続落し下げ止まる。ECBの銀行監督部門(SSM)が、スペイン、イタリア、フランスの市中銀行とトルコのエクスポージャーを懸念と報道。

USDCADは、トルコリラ安の連鎖もあり1.3120台から小幅ながらドル買いへと変わり材料待ちへ。カナダ雇用統計では失業率が予想外に低下、雇用者数も予想外に改善し、直後は1.3080台→1.3030台へ急落するも直ぐに値を戻す。

トルコリラはアジア・欧州市場で上昇傾向が続くも6.100近辺で上げ止まっていたが、エルドアン・トルコ大統領から「なんの方策もなし」と連想される発言や、トランプ大統領がトルコに鉄鋼・アルミ関税を倍に引き上げるとのツィートを引き金に一時6.6450台へ急伸。日本の個人投資家のポジションが多い、TRYJPYも最安値を更新し一時16.10台まで続落し、共に一時20%近くトルコリラ売りが強まった。

USDJPYは、欧州市場でリスク回避の円買いに一時110.61まで下落するも、大口の買いに下げ止まり111.10台へと上昇。結局は111.60~00狭い動きへ。