2018/08/16

2018年8月16日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年8月16日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

アジア市場は、ドル売りと円売りへと変化。ただし、今日はトルコリラ安、人民元高、ZAR高と前日と様変わり。市場を取り巻く環境は完全にリスク回避から脱却できず、米トルコ妥協のサプライズの有無がポイントに。

アジア市場はNY市場の株安の流れを受け、日経平均化株価は前日比1.4%近く下落し、USDJPYは一時110.46まで円高へと動く。10時30分の豪州雇用統計の発表と同時刻から、「中国の王商務次官が8月に終盤に貿易交渉のため訪米」とのポジティブ材料もあり、日経平均株価は急伸し前日終値を上回る上昇に昼前には円売りが強まる。

ただし、午後に入いると日本株の反発力も弱まり110.93を高値に、110.80近辺で安定推移へ。特に円はクロスで大幅な円安となり、EURJPYは125.28→126.30近くへ、GBPJPYも140.20台→141.00台へ急伸するなど、主要通貨で円売り傾向を維持。

EURUSDは1.1336→1.1390まで上昇。午前10時半過ぎには、USDJPYの上昇=EURJPYの上昇が原因と思われるが前日の高値1.3549を上抜け一機に1.1390台へ上昇。この水準は14日に下落スタート地点とほぼ同水準で1.1400の大台を上抜けできるか注目。

AUDUSDは豪雇用統計で失業率は低下するも、新規雇用者数は予想外の減少に、AUDUSDは0.7240近くから直後は0.7213まで下落。同タイミングで豪州株高に動き逆に0.7260台へ上昇。その後は0.7250台をボトムに資源価格の上昇もあり緩やかに上昇中で、反発となるのか注目。