2018/08/03

2018年8月3日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年8月3日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き


週末金曜日! 注目は米雇用統計。

雇用統計ではいつもながら、「出たとこ勝負!」で、「非農業部門雇用者数」と「平均時給」の二つの数字を同時に注目する必要がある。

特に最近の傾向としては、共に強ければ問題なくドル買い、共に弱ければドル売りと判断できやすいが、もし一方が強く、一方が弱い場合には、どちらに動いたらいいのか判断できにくい。短期的に売買を仕掛けるやからの動きが本当に正しいかどうかを疑ってかかる必要もありそうで、株価や債券の反応も確認する必要がある。

さて、今日の日経平均株価はかろうじて前日比ではプラスで終わるも新興株は弱く、中国株も弱さが目立っている。

USDTRYは、米国によるトルコへの制裁懸念が強まり、1日に5.000の歴史的な大台へ、2日に5.09台まで加速し、今日も5.11684まで上昇しドル買い・TRY売りの流れは止まらず、結局は新興国通貨売りのリード的存在に。

USDCNHも、米国に対中追加関税のリスクに、上値が重かった6.850台を昨日上抜け6.8820台へ上昇、今日は6.8990台まで上昇が続き、この動きがリスク回避の円買いに結び付いているとの意見もあるが、USDJPYの売りはスロー。

USDJPYは、ここにきて円ブル派とベア派の意見が分かれるような動きとなっている。中国株安=リスク回避の円高の流れ見られず、111.30~80の50ポイントレンジで推移中。昨日はBOE後にこのレンジを抜け出すことを期待していたが、結果はレンジ相場で動けず。

GBPUSDは、アジア市場は欧州市場待ちに大枠1.3000~30の狭いレンジで推移から、欧州勢の売りについに1.300を割り込み下落中。米雇用統計待ちでそれまでどこまで値を下げられるかは疑問ながら、昨日のBOEでもGBP売りは止まらず、英国の合意ないEU離脱のリスクをきにしてなのか、いずれにしてもポンド売りの流れは止まらず。