2020/06/22

2020年6月22日(月)

2020年6月22日(月)

週末には気になる材料が多数見られた、週明け月曜日のアジア市場。ボルトン前大統領補佐官の暴露本をめぐり、首都ワシントンの連邦地裁は出版の差し止めを求めた司法省の主張を棄却。トランプ氏の疑惑調査を進めていたNY州南部地区のバーマン連邦検事は辞任を表明。これに先立ち、バー司法長官は自らの要請に応じてトランプ氏がバーマン氏を解任したと明らかにしている。また、鳴り物入りで実施したトランプ氏の大規模集会は2/3が空席で、特設会場の演説取りやめる事態となった。

これらのネガティブ材料を受けて株安とドル売りが強まると思いきや、日経平均株価は下落からスタートするも下げ幅は-41.52(-0.189%)と限定的で、上海総合も-1.872(-0.06%)と小幅安にとどまっている。

USDJPYは、開始直後一時106.74まで円高が進むも、限定的で106.95まで値を戻すなど、小幅な円安となっている。一方、ロウ豪中銀総裁は「最近の豪ドルの上昇は現時点では問題ではない。」とあり、当局者が豪ドル高抑制に乗り出すとの観測が後退し、AUD高が強まり0.6807→0.6875まで強含んでいる。

まあ、週明けのアジア市場の相場は、水準が代わって迎えるか、ショッキングは材料がなければ動かないのが常ではあるが、それにしても動かない。つい、四半期、半期決算月に当たる6月末に向けた動きを期待したくなる。

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