2020/06/05

2020年6月5日(金)15:00時ごろの動き

2020年6月5日(金)15:00時ごろの動き

終末金曜日、前日のECBは期待通り債券買い入れ枠を大幅に拡大、今日も21:30時には米雇用統計とカナダの雇用統計の発表が控えている。米失業率予想は19.8%(前回14.7%)と上昇が、非農業部門雇用者数の予想は-800万人(前回-2053.7万人)と減少幅の大幅改善が期待されており、傾向としてはカナダの雇用統計も同じ。

日経平均株価は後場に入りプラス圏へと上昇し167.9円(+0.74%)の上昇へ、上海総合は0.2%近くの上昇で推移。米10年債利回りは0.83%と0.8%の大台を維持。原油価格(WTI)は37ドル台ミドルと前日と大きな変化は見られず。

米政府は、経済対策を最大1兆ドル(約109兆円)規模とし、今週予定していたこの会合は、抗議デモの対応に忙殺されているためらしい。この事実をみるだけでもドルに対しての信認低下が感じられ、米国の対中制裁にしても、本格的に制裁発動するリスクとメリットを天秤にかけるとどのような結論を出せばいいのか難しく、それもドルに対して不安感を残している。

為替相場は、取り巻くネガティブ材料が多数みられる中でも、最近の続伸する株式相のようで、EURUSD、AUDUSD、NZDUSDの上昇と、USDCADの下落は止まらず。いずれ失速すると期待した逆張りは儲からない。

新型コロナウイルス感染後の経済活動の再開期待と、最近のやや楽観的な景況感の改善。そして、どうなるかわからない米中間の対立と米国内の暴動激化。

本来なら、より円高に動いていると思われる円相場は、他のクロスで激しい円安傾向が続き、USDJPYまでも円安へと動き、ドル安+円安相場が続き、109.38が目先は大きなポイントとなっている。予想レンジは? と問われれば108~109.50円と答えたくなるのだが?

円安をリードしているEURJPYは114.40→124.30と10円弱の上昇を、21日営業日の間で継続している。サイコロジカルには125円が一つの節目となると思われるが、どうだろう!

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