2020/06/23

2020年6月23日(火)15:30時ごろの動き

2020年6月23日(火)15:30時ごろの動き

ナバロ・ショックが市場を動かすも、否定発言に結局は元のさやに納まり、JPY安の動きが逆に強まる。

ナバロ米大統領補佐官は「トランプ大統領が中国との第1段階貿易合意を打ち切ることを決めた」と語り、この報道がFOXニュースの番組で流れる。

直ぐに「中貿易合意とは全く関係ない」第1段階合意は「なお有効だ」釈明発言が流れ元のさやに納まっているが不安定な相場状況を如実に表している。

一方、ムニューシン米財務長官も「中国との通商関係について、「われわれがデカップリング(分断)する時が来るかもしれない」と発言している。ただ。トランプ米大統領は「中国との通商合意は全くの無傷だ」とツイートしている。なんだか困惑。

この報道の真贋は別にしても、市場はリスクが存在し、その結果により短期間に相場が上下変動することを目の前にしていることで、リスクを軽減する動きが強まる可能性も気になる。

日経平均株価は、一時400円弱下落し結局は元の水準近くまで値を戻し、前日比プラス0.5%(+111.78円)で終了。その余波もあり、USDJPYは116.74まで下落後に、107.22まで上昇する円安相場となっており、円の弱さだけが目立っている。他の主要通貨も、この報道を受け一時ドル売りが加速するも、結局は元の水準へと逆戻り。

欧米市場で、この報道の続編があるのか? 非常に注目している。また、ボルトン前大統領補佐官の回顧録、発売予定。欧州復興基金で仏大統領とオランダ首相が協議する予定もあり目が離せない。


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