2020/06/28

今週の主な材料(6月29~7月3日)

今週の主な材料(6月29~7月3日)

さて、今週の主な材料ですが、相変わらず取り巻く環境は複雑です。米国で拡大傾向にある新型コロナウイルスの再感染、米大統領選の行方、米国と中国との対立はいざことが起これば大相場になりかねません。 また、米国と EU との不調和音。英国と EU の離脱に向けた通商協議の行方。 新型コロナウイルス復興基金を巡るEU 内部での意見相違なども相場変動要因であることに変わりありません。

今週は6月最後の週となり月末期末 の実需の動きに注意したいと思います。29日から英国と EU は離脱に向けた通商協議を再開しますが、この動向はGBP相場に取って大きな変動要因でGBPショートが多数であるとことは間違いなさそうですが、この動きに何らかの変化があるのでしょうか?

29日からドイツフランスの両首脳は、なかなか合意に至らない新型コロナウイルス復興基金に関する会談を行います。この会談を経て4月17~18日のEU会議で承認されることができるのでしょうか? ユーロ相場にとって重要な材料の一つとなっています。

30日にはパウエル FRB 議長そしてムニューシン米財務長官が米議会下院の金融委員会で新型コロナウイルス対策に関して証言します。

1日には円相場にとって重要な日銀短観が発表され、大企業製造業状況判断=予想-31 前回-8 大企業製造業先行き=予想-24 前回-11となっています。前回大幅に落ち込み円売り材料となりましたが今回はそれ以上の大きな落ち込みが予想されています。織り込み済みとは思いますが果たして市場は、どのような評価を下すのでしょうか?

1日には米 ISM 製造業景況指数が発表になります。予想は49前回43.1で前回に続き改善が予想されていますが50に届かず、回復過程も道半ばです。市場参加者はどのように評価うるのでしょうか? また、同日には FOMC 議事録が発表になりますが、サプライズはあると思われませんが、どうなるのでしょうか?

2日は米立記念日の前日で債券市場が短縮取引となり同日には今週の最大のイベントとなる米国の雇用統計の発表となります。 失業率=予想12.3% 前回13.3%、非農業部門雇用者数=予想300.0万人 前回250.9万人が市場のコンセンサスです。前回は失業率も非農業部門雇用者数も予想を上回り大幅な改善が見られ、このサプライズの結果を受けドル買いが強まったことは記憶に新しいと思います。今週も予想外の結果になる可能性があり相場の大きな変動要因となっています。
3日は米独立記念日の振替休日で米国市場が休場で、米国は3連休に突入します。連休を前にしてポジション調整はないのでしょうか? またあるとすると為替相場はどのようなリスクを意識しどのように変化するのでしょうか非常に楽しみです。

今週の予定は別表をご覧ください

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
x