2020/06/05

2020年6月25日(金)昨日24日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2020年6月25日(金)昨日24日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)


為替相場はEURの強さとJPYの弱さが目立つが、主役はUSDでネガティブ材料は変わらず弱さが目立つ。

米株は強さが見られずダウは+11.93(+0.05%)の上昇にとどまり、Nasdaq+S&P500は小幅安。米10年債利回りは0.815%と上昇。原油価格(WTI)は一時36.38ドルの下落から値を戻し37.10台で推移。

EURUSDは、8日連騰。ECB理事会でPEPP拡大規模が予想より多い6000億ユーロに決定し1.1272まで上昇。ラガルドECB総裁も「必要なら全ての政策措置を調整する」、「経済は底入れの兆候を示している」とのポジティブ。一方、「ベースシナリオに対するリスクは下向きで、域内経済が今年8.7%縮小すると想定」とのネガティブ材料もあったが、米国市場に入るとEURはクロスでも全面高で特にEURJPYの急伸が目立ち、1.1360台まで上昇とドル売りをリード。こうなると、3月9日の1.1500を目指し失敗して失速した1.1495の高値を意識せざるを得ないが?

USDJPYは、3日連騰しJPY安値。前日にメルケル政権は2020~21年に実施する総額1300億ユーロの新たな景気対策をまとめていた。EURJPYの1.1%近く上昇をトップにJPYはクロスでも全面安で、ECB理事会前後のEURJPY利食いの売りと、108.80割れの売りにつけた108.61をボトムに、終盤にかけてはしっかり109.18と109円台を回復。底堅い展開が続くが、主要国でドル売りが続く中、どこまで大口のJPY売りが続くのだろうか? 仮にに終わったとすればクロスだけで円売りを続けることは難しく、4月6日につけた109.38が当面の上値の目標となる。大口の買いにこの水準を上抜けしたとしても110円の大台超まで買い進む理由は特に感じられず。

GBPUSDは、ドイツのクラウス駐EU大使が「英国の交渉に実質的な進展は全くない」との報道もあり、1.2500台まで値を上げる局面も見られ、どうしても弱さが目立っていたが。米国市場に入り、ECB理事会後のEURGBPの買い戻しもあり終盤にかけては1.2633まで上昇し1.2590台で推移するも、一日を通じては小幅上昇にとどまっている。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

21:30    USD 週間新規失業保険申請件数=187.7万件(予想184.0万件 前回212.3→212.6万件)

21:30    USD 第1四半期非農業部門労働生産性・改定値=前期比-0.9%(予想-2.6% 前回-2.5%)

21:30    USD 4月 貿易収支=-494億ドル(予想-490億ドル 前回-444→-423億ドル)→ マイナス幅が拡大し、輸入総額は10年ぶりの低水準で、輸出は20.5%減少し統計開始以来となる1992年以来の減少率。

21:30    CAD 4月 貿易収支=-32.5億カナダドル(予想-30.0億カナダドル 前回-14.1→-15.3億カナダドル)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※