2020/06/26

2020年6月26日(金)昨日25日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2020年6月26日(金)昨日25日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

米株は上昇、米10年債利回りは0.684%で変わらず、原油価格は39ドル台を回復。為替相場は、欧州市場のドル買いから失業保険申請権スは2週連続し予想を上回り、米GDP確報値は改定値と変わらず、米財の貿易収支は赤字額が拡大を契機なのか、この時間を境にドル売りへと変化し、米国市場は限定的なドル売りにとどまり、ドル買いトレンドに変化まで至らず。

コロナウイルス感染再燃にもクドローNEC委員長は「経済を再び閉鎖せず」と強気でNY市は活動再開の第3段階に入るという。IMFは、日米などの株価上昇に実体経済と乖離と警戒感を発しているとの裏腹に、欧米株は下げから回復。

ダウは米監督局がボルカー・ルールの変更を承認したことでウォール街の金融機関は手元資金が推定400億ドル(約4.3兆円)増える可能性もあり、金融株の上昇に終盤にかけ上昇幅を拡大し+1.18%(+299.66)で終了。

米中対立では、米上院が「香港国家安全法の制定に関与する中国当局者と取引のある銀行に制裁を科す法案を可決」したのに続き、米国防総省は「中国軍管理下にある企業にファーウェイなど20社を指定」し追加制裁の道筋を策定。(ただし、ファーウェイは英国に1300億円投資とある!)

ECB議事録では、PEPPの増額は総意で「債券購入は景気を刺激する手段として最適で副作用も抑制できる」とあり、「QEに対するドイツ憲法裁判所の判断の根拠に真っ向から反論」。やりますね!

ECBはユーロ圏外の諸国の中銀に、「予防的にユーロ流動性を供給するため、新たなレポファシリティーを創設する」と発表。新型コロナウイルス流行への対策で、欧州株が上昇に転じ、EURUSDも軟化とか1.1190台で下げ止まっているが、1.1230台で上げ止まり、反発力は鈍い。

レーンECB専務理事、メルシュECB専務理事は共に、PEPPは一時的な危機対応措置で、1.35兆ユーロ(約162兆円)は上限で見通しが改善すれば使い切る必要はない! とある。

USDJPYは、欧州市場で一時107.45まで上昇するも、ポイントとなる107.60~65を超えられず失速。ただし、107.10台をボトムに下げ止まっており、上値の達成感も今一つ。107.60~65は引き続き重要なポイント。円クロスでは主要通貨で20日MAを割り込み、逆にサポートされテイルことは興味深い。

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