2016/09/22

2016年9月22日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き


2016年9月22日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

昨日の混乱の翌日。東京市場が休場の中、昨日の日米金融政策、特に日本の金融政策発表後の円高の影響は止まず。

NZDUSDは早朝、NZ中銀は予想通り政策金利を2.0%で据え置き、緩和期待があったのか直後は07330台→0.7370近くへ上昇、ウィーラーNZ中総裁銀のハト派発言に、0.7315台まで急落し直後NZD全面安。ただし、ドル売りの流れの中ですぐに値を戻す。

また、AUDUSDは、早朝はNZDに連れ安となり一時0.7560近くまで値を下げるも、ロウ豪中銀新総裁のタカ派発言に、逆にAUD買がリードするドル売りの流れへと変化し、欧州市場に入り0.7660台まで上昇し、AUDJPYも77円台まで続伸。

USDJPYは、100円割れの夢を追ったトライが一度見られ、一時100.10円近くまで値を下げたが、クロスでの円買の支援はなく、オプションがらみなのか、100円以下の買は厚く失敗。その後は、100.20~50円のレンジで動くも、欧州勢のEURUSD+AUDUSDの買に、EURJPY+AUDJPYが上昇し、やや買の流れが強まっている。

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NZ中銀=政策金利2.0%の据え置きを決定、予想通り。

ウィーラーNZ中総裁銀声明=金融政策は引き続き緩和的な見通し。インフレ率が確実に目標レンジの中間近くまで加速するためには、一段の政策緩和が必要になる(will be required)と予測は示している。→ (will be required)の表現さい使われたことで追加利下げ観測が強まり、直後はNZDの売り強まるも直ぐに回復。

ウィーラーNZ中総裁銀声明=通貨高がインフレ目標の達成を困難にしており、NZDの下落が必要。

ウィーラーNZ中総裁銀声明=7~9月期はインフレ率が弱まるが、その後はこれまでの政策刺激を反映し加速に向かう。長期インフレ期待は2%でかなり安定しているが、「総合インフレ率の持続的な弱さはインフレ期待の一段の低下を招く恐れがある

ロウ豪中銀新総裁=今年に入って実施した2回の利下げ、豪ドル安、コモディティー価格の落ち着きが経済を支援。→ この発言を受けAUD買が強まる。

ロウ豪中銀新総裁=インフレ率は当面は低水準で推移するとした上で、労働市場の状況改善に伴い徐々に上昇。

バイデン米副大統領=TPP法案が来年1月の新政権が発足する前に米議会で承認される可能性は50%に満たないが、可能性は確かにあり、承認はあり得る。


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