2016/09/11

最新のIMMポジションから、 2016年9月11日(日曜)

最新のIMMポジションから、 2016年9月11日(日曜)

通貨の売りが拡大し、ドル高思考が強まる。

9月6日付のデータでは、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)の合計ネットショート・ポジションは、前週の-35,682から-60,667コントラクトへ拡大し6週間ぶりに増加へと転じていた。

6日には米ISM非製造業景況観指数は51.4と6年ぶりの低水準、さらに、労働市場実勢指数(LMCI)は-0.7と弱く、ドル売りが加速した日でもあった。ドル売りムードの中で集計で逆に通貨ショートが拡大する不思議な統計でもある。

前週比の増減をみると、ユーロの売りが拡大、し円の買が大幅に減少し通貨売りへ。一方、ポンドの売りが減少しNZドルの買が増加し通貨かい増加。この傾向はスポット市場でも見られた。

しかしながら、集計日の翌9月7日からドルは全面高で、GBPUSDとNZDUSDの下げ幅はより拡大し、現状を考えると全般的に通貨ショートポジションが更に増加している可能性が高い。

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