2016/09/03

2016年9月3日(土曜)2日の海外市場の動き

2016年9月3日(土曜)2日の海外市場の動き

世界中が注目した米雇用統計は総じて弱く、9月の利上げ期待は薄らぎ直後の反応はドル急落。しかし、終わってみれば、引き続き米利上げの可能性は存在し、3連休を前にした米国市場の米株は強く米金利は小幅上昇。

USDCADでのドル売りだけが目立ち(原油高で)、USDJPY+EURUSDでは逆にドルが上昇。他の主要通貨、GBPUSD+AUDUSD+NZDUSDは、スタート地点とあまり大きな変化は見られず。

米雇用統計の非農業部門雇用者数が予想を下回るも、15万人は利上げ規定水準の下限を維持と思われ、平均時給は弱まるも、時間当たり賃金は上昇を続けている。グロースも9月21日のFOMCで利上げよ予想するなど、米利上げ観測が残る。

また、同日の日銀の追加緩和期待も消えることははく、日米金融政策の格差に円は全面安。


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USDJPYは、朝方の安値103.10~20円でボトム感が強まり、米雇用統計を前にして103.70円台を上限とした動きとなっていた。米雇用統計の発表直前に、なぜかドル売りが加速し、結果は予想外に弱い数字にドルは全面安。(リークなのか仕掛けなのかは不明)

103.10~20円以下のストップを誘発し102.80円まで下落して下げ止まり、他の主要通貨でドル売りが収まる中で、103.00円前後で売り買いが交錯しながらも、クロスで円売りが加速。

米株も強く、米金利も上昇傾向の中で、103.50円を超えてからは、円ショートポジションがないリスクのヘッジなのか104円台まで上昇、前日の高値104円を超えてからは、104.30円台まで続伸し、ようやく上げ度待って103.90円割れで終了。

目立ったのは、カナダドルの上昇で、USDCADは米雇用統計の発表前から原油価格の上昇にドル売り傾向が強く、発表直から1.3000の大台を割り込み、他の主要通貨ではドル買い戻しも見られたが、ドル売りの流れは止まず、CADJPYは78.90台→80.10台まで急伸。USDCADは1.2980台で終了。

EURUSDは、米雇用統計直後に一時1.1250台まで上昇するも、終わってみれば1.1150台で終了、EURGBPの売りの流れも続き、前日NY終値から続落。

GBPUSDは、英建設業PMIが強く欧州時間は底堅く推移。米雇用統計直後に一時1.3350台まで上昇し、クロスポンド買いが強く強さを維持するも、1.3290近辺まで値を下げて終了。


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