2016/09/05

2016年9月5日(月曜)欧州市場の動き

2016年9月5日(月曜)欧州市場の動き

欧州市場は、急進するGBPUSDに、ドル売りの流れが一時強まるも、米国市場がレィバーデー後のない欧州市場は、ドルの買い戻しへと変化。ただし、週明けのアジア市場と比較するとEURUSDを除き、ドル売り傾向が続く。

先週金曜日の弱い米雇用統計を受けた、21日のFOMCへの市場の思惑はタカ派・ハト派と拮抗。ただし、米大統領選を前にして9月の利上げ期待は無視できず。

原油価格は急進。サウジ・ロシアとの原油に関する協力協定を受け、原油価格は一時46ドル台半ばへと上昇するも、45ドル近くまで上昇幅を縮める。

GBPUSDは、強い英総合・サービス業PMIに、GBPUSDは1.3290台→1.3370台へ一時急伸するも続かず、1.3310台まで逆戻り。EURGBPは続落傾向を維持。

EURUSDは、強いユーロ圏センティックス投資家信頼感と小売売上高にも、EURUSDの上昇は見られず、高値1.1180台→1.1140台まで続落。

USDJPYは、朝方の104.10円台を高値にし、実需筋の売りに上値は抑えられ、黒田日銀総裁の講演内容を材料とした、円ショートの巻き戻しに、欧州市場は一時103.10円台まで下落。底値からの上昇も103.45円止まりで103.50円を超えられず。


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ファリハ・サウジエネルギー相=ロシアとの間で原油に関する協力協定を結んだことを受け、原油の生産凍結は当面不要になった

ファリハ・サウジエネルギー相=生産凍結は望ましい可能性のうちの1つだが、現時点では必要ない。原油価格は市場の回復を反映していることをわれわれは認識。

ノバク・ロシアエネルギー相=サウジアラビアとの協力には産油制限など世界の原油市場の安定化策が含まれている

杭州G20(2016年9月4~5日)習近平国家主席=G20はマクロ経済政策で緊密に協調する一方、保護主義への反対や世界的な貿易減少に歯止めをかけることで合意。

杭州G20(2016年9月4~5日)習近平国家主席=G20各国は短期的な政策から中長期的な政策にシフトし、供給側の改革を見据える必要がある

杭州G20(2016年9月4~5日)首脳宣言=世界経済の現状は、回復が継続しているが引き続き成長は期待よりも弱く、下方リスクが存在する。包摂的な成長を目指し、金融、財政政策に構造改革を加えたあらゆる政策を総動員すると強調。共通の成長目標を支えるため、財政政策が同様に重要。

杭州G20(2016年9月4~5日)首脳宣言=世界経済に影響を及ぼしかねない重英EU離脱問題は世界経済に影響を及ぼしかねない重要課題。経済、金融上の問題に積極的に対処する方針を示すとともに「今後、英国がEUの緊密なパートナーであることを希望する。

杭州G20(2016年9月4~5日)G20首脳=為替動向に関し、「過度の変動や無秩序な動きは経済、金融の安定に悪影響を与える」との認識をあらためて共有。