2016/09/30

2016年9月30日(金曜)29日、海外市場の動き

2016年9月30日(金曜)29日、海外市場の動き

強さが目立った欧米の経済指標。米連銀総裁・理事の発言に利上げ期待が続くも、欧州市場終盤にかけ流れは急変。イエレン議長の発言には注目点見られず。

ドイツ銀行信用不安が再燃!米株安+米金利低下、リスク回避の動きに、円買いへと変化し、USDJPYは強い米GDP後の101.80円台→一時100.80円台まで下落。円は他の主要通貨でも同様に円安→円高へと変化し多くは円安スタート地点に逆戻り。

GBPUSD+AUDUSD+NZDUSDはじり安でドル買い戻しへと動き、安値を更新。EURUSDは1.1200の大台を維持し下げ幅は限定的。原油価格は底堅く一時48ドル台へ上昇。

ドイツ銀行ADR、-6.71%と急落=ヘッジファンド10社が資金を引き揚げ、ドイツ銀行の信用不安再燃→ EURUSDは上昇から一転、下落へ。米株安の要因ともなっている。

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USDJPYは、アジア市場の高値101.70円台から、黒田日銀総裁の発言を材料とした利食い売りに一時101.40円近くまで下落。欧米市場では強い米経済指標を受け101.80円台へと再上昇。クロスでの円売りも弱まり101.50円近辺で推移していたが、ドイツ銀行信用不安が再燃したことで、欧米株安+米金利低下、リスク回避の動きに、101.80円台まで下落しようやく下げ止まる。

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◎ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁=インれ問題で後手に回ることを懸念。
◎ロックハート・アトランタ連銀総裁=この先数回のFOMC会合で利上げがあることは違和感ない。11月の会合がライブであることを強調すべき。
◎ジョージ・カンザスシティ連銀総裁= 私は今が利上げの時だと考えている。
◎パウエルFRB理事=世界は成長が低迷し、デフレ圧力が存在する状況にあり、われわれは引き続き忍耐強くいられる。
◎カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁=FRBの決定に政治的な影響は皆無
◎イエレンFRB議長=FRBの資産購入は他の中銀に比べて限定的。FRBは現在資産購入の能力拡大を必要としない

◎Q2米GDP確報値=1.4%(予想1.3 前回1.1%)、デフレーター2.3%、個人消費4.3%、コアPCE1.8%→ 強い数字に一時ドル買へ
◎新規失業保険申請件数25.4万件(予想26.0 前回25.1)→ 改善に一時ドル買いへ
◎中古住宅販売成約=前月比-2.4%(予想0.0% 前回1.2%)→ 予想外に弱くドル買いが弱まる


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