2016/09/21

「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」でどこまで円安に動くのか不明?

「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」でどこまで円安に動くのか不明?

今日の日銀金融政策発表の前後、黒田日銀総裁の記者会見の最中から始まった相場変動はいったいなんなんだろうと、考えずにいられない。記者会見を見てもどうも私の理解度低いためなのかピントこない部分が多い。

日本の10年債利回りは一時+0.01%まで、本当に久しぶりにプラス圏へと上昇、日経平均株価が+315.47(+1.91%)上昇したことで、株高=円安、日米金利差縮小に円売りに走らざるをえなかったことは理解できるが。

その直前の大幅な円高、その後の大幅な円安、そして、再び円高とめまぐるしいく変動し、結局はスタート地点に逆戻り。

アジア市場の為替相場は先行性は乏しく、いつものことながら株価の後追いとなる部分が目立っていた。日銀総裁は「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の新たな緩和策をは、従来の政策を強化したものと強調するも、イールドカーブをコントロールすることで、どこまで株高や円安がすすむのであろうか? 

明日未明のFOMCもさることながら、この疑問をどこまで解き明かしてくれるのか、国内のエコノミストはもちろん、海外のエコノミストや中銀筋のコメントや反応を待ちたい。