2016/09/18

今週の主な材料(9月19日~23日)

今週の主な材料(9月19日~23日)

21日の日米金融政策が主役で最大のテーマ、他の材料は脇役。

これらの結果が、今後の為替相場の流れを決定づける可能性も。日本はシルバーウィーク真っ最中で、海外勢は円を狙い撃ちにする好機。

日米金融政策の発表が金融市場に与える影響はあまりにも大きいものがあり、それも同日の発表で、東京市場が19日(月)、22日(木)と休場となり、その影響は株+債権+為替で、短期的+中期的に及ぶことが予想されます。

最初に発表される日銀の金融政策決定会合ですが、21日の昼前ごろに発表される可能性が高く「現行のマイナス金利付き量的・質的・金利的緩和について総括的な検証」をすることは公表されています。

この内容も気になりますが、市場予測が割れている、-0.1%→-0.2%への金利深堀の有無、ETF枠拡大の有無では、どちらに転んでも円相場が動くことは間違いありません。

なにもしないリスクは株式市場+日本経済に与える影響が大と思われ、何らかの追加緩和は避けられないと考えています。また、午後3時半予定の黒田日銀総裁の記者会見で市場の変動をどこまで抑制できるのか、2番目の波乱要因となることでしょう。

21日(日本時間22日午前3時)のFOMCでは、直近の弱い米経済指標もあり、利上げ期待度は大幅に低下していると思われ、年内の利上げ期待度も弱まっていることでしょう。ただ、利上げの可能性はゼロではなく、個人的には利上げの可能性を意識しています。

FOMCの30分後に予定されている、イエレンFRB議長の記者会見は、仮に利上げが無かった場合に、年内の利上げの可能性の有無、仮に、利上げをした場合には追加利上げの可能性の有無で相場が動くことでしょう。

さらに、一つを追加するとすれば、22日(木)午前6時のNZ中銀の金融政策です。政策金利2.0%の据え置きが予想されていますが、FOMCからわずか3時間後の発表で、NY市場のクロージングタイムに重なり、市場のリクイディテーが大幅に減少している時間帯でもあり、NZドル相場の予想外の変動になることも気になります。

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