2016/09/01

2016年9月1日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年9月1日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日経平均株価は小幅上昇し、17000の大台を狙うような緩やかな上昇を続け、JPY売りの流れは止まらず、強い製造業PMIにGBP買いの流れが加速し、GBPJPYは急伸。

最近の傾向でもあるが、USDJPY相場は東京市場の仲値付近での実需の売りが大きいのか、いつも値を下げボトムをつけて反発しているように思えてならない。

本日も103.05円近辺をボトムにし、103円の大台を割り込むこともできず、欧州勢の参入とともに、クロス円の激しい円売りもあり続伸。

英製造業PMIが53.3(予想49.1 前回48.2→48.3)→ 前回が上方修正され、予想を大幅に上回りGBP買いが強まる。GBPUSDが急進、GBPJPYも急進する中で、103.50円の売りを消化し103.60円台へと上昇。

6月の英国のEU離脱選択による経済的・政治的な悪影響がはけてきたのか、最近の英国発の経済指標は強いものが目立っている。FOMCでは利上げを躊躇する要因の一つに世界経済の不透明性が入っていたが、7月27日のFOMC議事録では「雇用と英国のEU離脱による不透明性は弱まる」とあった。

9月21日の米利上げ観測がより盛り上がる現状となっており、世界的な不透明感の一部が弱まってきていることは、リスク回避の円買いが弱まり、株高=円安の流れに向かうのでは? とやや不安感が募っている。

ただし、過去に何度となく裏切られたもいは消えず、9月2日の米雇用統計で、円買いへと、どんでん返しでひっくりかえるのか、さらに円売りが加速するのか? オプションでの取引でリスク回避をしながらポジションを取るのがベストなのかもしれないと、ふと考えてしまう。