2016/09/01

2016年9月1日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年9月1日(木曜)欧州・米国市場序盤の動き

米金利は上昇、日本株は上昇。日米金融政策の違い+米単位労働コストの上昇+新規失業保険申請件数の改善もあり、ドル買と円売りの流れがが続くが、午後11時の米ISM製造業景況指数+米建設支出が弱く、ドル売りへと変化。

ポンドは強い製造業PMIに買の流れが続き、クロスでも全面高+午後11の弱い米経済指標に再上昇へ。資源価格・原油価格の続落にAUD+NZD+CADも弱い。

欧州株は小幅上昇、米株は小幅高でスタート。米金利は上昇、原油価格は続落が止まらず。

明日の米雇用統計でどう転ぶかわからないリスクはあるも、市場は非農業部門雇用者数が15万台でも、9月の利上げの可能性は消えずと、強気なムードが拡大。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

USDJPYは、連日の実需の売りを消化しながら、底値を切り上げたドル買いに、力強さが感じられる。アジア市場は103.05円、欧州市場に入り、GBPJPYの急騰を引き金に、クロスでも円安が進行、103.30円、103.50円、米国市場に入り米金利の上昇もあり、103.60円と徐々に確実に底値を切り上げ104円を試す動きが続く。流れの変化は、弱い米建設支出+ISM製造業景況指数で、ドル売りに変化。

GBPUSDは、英製造業PMがI53.3(予想49.1 前回48.2→48.3)→ 前回が上方修正され、予想を大幅に上回り、GBPUSDは1.340台→1.3260台へと急騰、GBPJPYも急騰し、高値圏で推移。英国のEU離脱選択後から続いたポンドショートの巻き戻しが強く、GBPJPYはもちろん、EURGBP+GBPAUDなのGBPの買い戻しが目につく。弱い米建設支出+ISM製造業景況指数に1.3320を試す動きへ。

AUDUSDは0.7500台へ、NZDUSDは0.7220台へ、USDCADは1.3140台へと、共にドル買いの流れが一時加速。AUDUSDは、アジア市場で強い中国製造業PMI、弱い豪小売売上高に上下変動が続いた。0.7510台を維持し一時0.7550近くまで値を戻すも、米国市場の序盤にかけ0.7500を試す動きから、弱い米建設支出+ISM製造業景況指数に一時0.7540台まで値を戻す。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

米第2四半期 非農業部門労働生産性・改定値=前期比-0.6%(予想-0.6% 前回-0.5%)、単位労働コスト=前期比4.3%(予想2.1% 前回2.0%)→ 単位労働コストは予想外に増加

USD 新規失業保険申請件数=26.3万人(予想26.5 前回26.1万人)→ 予想より若干改善へ

USD 7月 建設支出=前月比0.0%(予想0.2% 前回-0.6%)→ 前回のマイナスを脱却するも予想に届かず。

USD 8月 ISM製造業景況指数=49.4(予想52.4 前回52.6)→ 前回と予想を下回る


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※