2016/09/28

2016年9月28日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年9月28日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

ドラギECB総裁の独議会での発言、イエレンFRB議長の議会証言待ちで、為替市場の動きは緩慢。

欧州株は強く、米株は上昇からスタート。WTIは45ドル台半ばまで一時上昇。米10年債利回りは上昇から逆に下へと変化。

米耐久財受注の前月比は前回が下方修正され、予想を上回るがドルは動けず。

GBPUSDは、シャフィクBOE副総裁の追加緩和を示唆する発言に一時ポンド売りが強まるも直ぐに回復。

USDJPYは、大枠100.50~80のレンジで推移し、方向感定まらず。


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シャフィクBOE副総裁=追加の刺激策が必要となる可能性が大きい。国民投票を受けて、英国はかなり大きな経済的ショックに見舞われることは疑いないと考えている。→ この発言でポンド売りが一時強まる。

シャフィクBOE副総裁=英国企業によるEU市場へのアクセスが縮小する可能性に言及し、離脱手続きの長期化は企業投資の見通しの足かせにな

シャフィクBOE副総裁=先行指標は改善しており、景気減速が懸念していたよりも急激ではない可能性を示している

シャフィクBOE副総裁=11月の中銀会合後に発表される財務省の予算案も中銀の決定に影響すると指摘。第3・四半期の成長率や労働市場の指標で、景気刺激策が必要であることを示すデータがその前に出ていれば対応する。

シャフィクBOE副総裁=8月には急激かつ短期のほぼV字型の景気(回復)を見込んでいたが、どちらかというとU字型と考え始めている

独主要な経済研究所=29日公表の最新の成長率見通しは、今年1.6→1.9%へ上方修正へ。2017年1.5→1.4%。

独財務省=米司法省から140億ドル(約1兆4300億円)の支払いを要求に備え、ドイツ銀行に対して政府が救済策をじゅんびとの報道を否定。

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁=バブル抑制の手段としての利上げには強い痛みともなう。FEDは企業不動産を懸念。