2016/09/27

2016年9月27日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2016年9月27日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

欧州株は総じて弱く、大統領選TV討論会後のNYダウは上昇からスタート。原油価格(WTI)はOPECと非加盟国の協議の期待が薄れ44ドル台へと下落。

為替市場は、米PMIや消費者信頼感指数が強く、欧州市場に入ってからは総じてドル買の流れが強まる(除くUSDJPY+GBPUSD)。

EURUSDは、欧州市場に入ってから、ドイツ銀行株の続落に、独2年債利回りは過去最低を記録。メルケル独首相から救済を支持する発言も聞かれず、1.1250台→1.1200割れまで一時下落。EURGBPは下落し、EUR売りの流れが目立った。

USDJPYは日経平均株価に連動した円売りに、一時101円近くまで上昇し円は全面安となるも、15:00時を境に売りへと変化、ロングポジションの切りを誘発し100.20円まで続落て、ようやく下げ止まるも、戻りも100.50円で限定的。


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メルケル独首相=ドイツ銀行の問題に関して、住宅ローン担保証券の不適切な販売があったとされる問題で米司法省から140億ドルの支払いを求められる件で、ドイツ銀はわが国の銀行・金融部門の1部分でしかない。一時的な問題に直面している場合、われわれは当然すべての企業が正しい方向に向け進んで行くことを望んでいる。

ショイブレ独財務相=ユーロ圏の低金利政策に終止符を打つため、成長加速に向けた構造改革を早急に断行する必要がある。

ショイブレ独財務相=金利は低過ぎるとし、深刻かつ正当な懸念を生じさせている。低金利から脱却するには、欧州により持続可能な成長をもたらすしか道はない。

ドイツ銀行株過去2日で10%以上下落、年初来で50%下落し、独2年債利回りは過去最低へ。

ピクテ=ECBの資産買い入れプログラムの対象で、独連邦債の内、65%が買い入れ対象外となる。利回り低下で。

サウジのファリハ・エネルギー相=今週のOPEC加盟国と非加盟国の協議について「諮問的な会合」。→ 原油価格下落へ


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