2016/09/29

2016年9月29日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年9月29日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

米大統領選でクリントン氏有利との思惑の中で、OPECの減産合意期待に、WTIは若干値を下げるも47ドル近くを維持、ドイツ銀行は米司法省から140億ドルの支払いを要求に備えたのか、保険部門を売却したこともあり、世界的な株高にリスク選好のパターンへ。今日の日経平均株価は+228.31(+1.39%)と上昇、独英を含め欧州株は全面高が続く

株高=円安相場が続き、主要国通貨ではドル売りからドル買いへと変化。
独失業者数は予想外に増加、英住宅ローン承認件数は予想に届かず弱く、EURUSD+GBPUSDは売りへと変化、原油高=CAD高に、つれ高となったAUDUSD+NZDUSDは買いから売りへと変化。


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USDJPYは、100.80円を超えてからは買い一色。日本株高+原油価格上昇円安ムード満点で、101.30、101.50円のストプをつけ一時101.70円台まで上昇。黒田日銀総裁から「状況に応じて、マネタリーベースの拡大ペースを加速させることもある」と、追加緩和の可能性を期待させる発言に、ドル売りへと変化するも、過去数日の発言と大きな変化はない。

EURUSDは、ドイツ銀行株を含め金融株の上昇に、引きずっている暗いムードがやや変化し一時1.1230台まで上昇するも、予想外の独失業者数の増加もあり、欧州勢の参入とともに下売りへと変化。

GBPUSDは、過去数日の買い戻しも続かず。期末要因もあるのか、上値は重く1.3000の大台を割り込み続落中。

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中国商務省の高官=多くの不安定要因を受け、同国の貿易に対する下振れ圧力が高まっている。

黒田日銀総裁=今後は金融情勢も十分踏まえて物価2%目標の実現に最も適切なイールドカーブを追求していく。状況に応じて、マネタリーベースの拡大ペースを加速させることもある→ この発言を材料にUSDJPYが売りへと変化。

黒田日銀総裁=今までの金融政策で、貸出金利なども大幅に低下し、景気に大きなプラスの影響へ、イールドカーブの過度なフラット化は金融機関収益への影響が大きく、保険や年金などの運用利回りの低下を通じて、マインド面に悪影響を及ぼす可能性もある。