2016/09/09

2016年9月9日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き


2016年9月9日(金曜)アジア・欧州市場序盤の動き

週末の金曜日、久しぶりに重要なイベントの少ない週末を前にして、アジア市場の為替相場は小幅な変動に留まり、弱い円高となった。

市場のセンチメントは複雑で、主要通貨は決め打ちできない状況は変わらず。

米国は21日の利上げ期待は相変わらず残るも、可能性は弱まり利上げ時期は相変わらず不透明。日本はマイナス金利の深堀と債権買い入れ拡大期待は残るが、日銀内の意見はやや二分、そして、秋口の追加緩和が期待されるECB。

英国はEU離脱選択にも予想外に強い英経済は現時点の話、今後も見通しは決して明るいとは言い切れず。

このような複雑なセンチメントの中で、債券と株式は至って冷静な動きを示す反面、最近の為替は上限変動が大きく盛り上がるも、結局はレンジ内での動きを継続しているだけに過ぎない。

さて、今日のUSDJPYは、日経平均株価は上下しながらも前日と大きな変化は見られず。USDJPY相場は株価と緩やかな連動性を維持しながらも、102.50円超の売り、102.00以下の買いのレンジに挟まれで動きけず。

AUDUSDは、中国のCPIは、前年比1.3%と予想1.7%と前回1.8%を大きく下回り、豪住宅ローンは、前月比-4.2%と予想-1.5% 前回1.7%から大きく低下しAUD売りが強まり、0.7600台まで続落。

EURUSDは、経常収支、貿易収支共に予想を下回りEUR売りが強まるり、欧州市場に入っても売り圧力は変わらず1.1260台まで下落している。

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