2016/09/17

最新のIMMポジションから、 2016年9月17日(土曜)

最新のIMMポジションから、 2016年9月17日(土曜)

通貨ショートが減少しドル売り思考へ、主要国通貨の買+資源国関連通貨の売りへと変化。

9月13日付のデータでは、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)の合計ネットショート・ポジションは、前週の-60,667から-47,478コントラクトへ減少、9月21日に米利上げ観測の後退が素直にドル売りへと変化しているように思われる。

ただし、前週との増減を比較すると、円ロングの増加+ユーロとポンドのショートが減少している反面、カナダ、豪ドル、NZドルのロングは減少しており、ドルに対して2極化した動きとなっている。

最近では常連となっているが、投機的なポジションとしては、円先高感が強く、逆に、ユーロとポンドのの先安観が強く、このIMMポジションに反映されている。また、オプションの世界でも、リスクリバーサルではドル円では円コールオーバーが、ユーロドルではユーロプット、ポンドドルでもポンドプットオーバーも変わらず。

とは言うものの、21日の日米金融政策で流れが急変する可能性は高く、得に日本は19日と22日が休日となり、その狭間の日での発表と、当事国でもあるだけに、円相場の急変は避けられそうにない。

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