2016/09/20

2016年9月20日(火曜) 19日、海外市場の動き

2016年9月20日(火曜) 19日、海外市場の動き

日本が休日で月曜日の海外市場は、週末のNY爆発事件の影響や、米利上げ観測の後退にドル売りが強く、逆に日銀の金融政策の思惑に円高傾向が続く。

米株は130ドル近くの上昇幅を縮め-3.63(-0.02%)と小幅下落、米金利は上下しながらも、米10年債利回りは1.7台%、2年債も0.77%台へと小幅な上昇へ、原油価格は43.80ドルと伸び悩む。

USDJPYは、東京市場が休場の中で、日銀の金融政策決定会合の不透明感が円買へと結びついた動きとなった。引き続き102.40~50円の上値は重く、101.70台の先週末の安値を割り込み一時101.60円まで続落。戻りは102円を超えられず。

EURUSDは、独銀行の株価下落、メルケル首相率いるCDUの度重なる地方選敗北もさることながら、日米の金融政策の結果をみるまでは方向性が定まらず、動きは鈍い。23:00時台に一時1.1200をトライする動きも見られたが失敗、1.1150~1.1200のレンジに終始。

AUDUSDは、早朝の0.7470台をボトムに、クロスで買が強く、23:00時台の0.7570台まで100pips上昇。対主要国での強さが目立ったが豪中銀議事録の発表もあり、利食いの売りへと変化、0.7530台まで値を下げているが、上昇傾向を維持。

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ショイブレ独財務相=金利が低すぎる、各国政府が構造改革で成長を後押しし、中銀が低金利政策を終えられるようにすべき。

バイトマン独連銀総裁=英国がEUから離脱し、英国が欧州経済地域(EEA)の構成国でなくなれば、英国に本拠を置く金融機関はEU加盟国内で金融業の免許を相互利用できる「パスポート制度」の適用も失う。

メルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)は、ベルリン市議選などの地方選挙で敗北=ドイツはこれを乗り越えられる、とは言わず、危機の対処に誤りがあったことを認めた。

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