2016/09/07

2016年9月7日(水曜)6日、海外市場の動き

2016年9月7日(水曜)6日、海外市場の動き

3連休明けの米国市場は、弱い米経済指標にドルは全面安! 主要通貨では円高傾向が目立つ。

予想外にもろいドルへの信頼感の低下に驚きは隠せず。米株は一時の下げから値を戻し小幅上昇、米10年債利回りは1.6→1.53%台へ低下、2年債も0.78→0.72%台へ低下。9月21日のFOMCで利上げ期待が再び薄らいだ動きへ。

午後11時のISM非製造業景況観指数は51.4と6年ぶりの低水準、1日の弱いISM製造業景気指数に続く結果。さらに、労働市場実勢指数(LMCI)は-0.7と7か月ぶりにプラス圏へと戻った先月から再びマイナス圏へ逆戻り。

今日の、米JOLT労働調査の結果と、米地区連銀経済報告書(ベージュブック)の内容が非常に興味深く、更に米利上げが弱気になるのか? かろうじて踏み止まるのか? 相場変動要因となっている。

また、豪州発では、豪GDPが重要。英国発では、カーニーBO総裁、カンリフBOE副総裁、フォーブス、マカファティー両政策委員が、議会公聴会で発言が予定されておりGBP相場にとっては重要。カナダ発では、政策金利の据え置きが予想されている、カナダ中銀の金融政策(声明)を注目。

USDJPYは、103.20~30円から続落し、102.00円をボトムに下げ止まっている。アジア市場では久々の円高水準に実需の買や値ごろ感の買も予想され、投機的な円ショートポジションがどの程度残っているかによって変わってくるも、101.80~00は重要なポイント。

しかし、日米金融政策の違いを意識した、円ショートポジションの巻き戻しが短時間で激しく、円ベア派が意識していたUSDJPYの102.80、102.50円を割り込み下落していることで、ドル買いもどこまで積極的にできるかは疑問。

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