2016/09/26

2016年9月26日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2016年9月26日(月曜)アジア・欧州市場序盤の動き

日銀の金融政策に疑問を残しての週明けの為替相場。黒田日銀総裁の「強力な金融緩和が必要な場面も」との発言で「株安=JPY高」が加速。

強い独Ifo景況感指数にEUR買いが強まる。他の主要通貨は緩慢な値動きながら、GBPUSDの売りが目立っている。

日経平均株価は、先週末の米株下落の影響に値を下げてスタートし、黒田日銀総裁発言でされに続落。結局は-209.46(-1.25%)安で終了。欧州株も下げ幅を拡大している。

USDJPYは、アジア市場では株安の中で、100.70~80をボトムに比較的安定していたが、黒田日銀総裁の発言が広まり、株価は続落。欧州の早出勢は円買いを選択し、100.50円まで続落、クロスでも円全面高の展開となっている。

EURUSDは、クロスでの円買い+ユーロ売りの流れに、一時11220台まで値を下げるも、強いIfo景況感指数に、1.1240台まで上昇するも、動きは緩慢。

GBPUSDは、先週のジョンソン外相発言以来、続落し一弱の動き。1.2990近辺をアカネに、1.2920割れまで一時下落。クロスでもGBPは全面安。結果、GBPJPYは131.200台→129.90台へ続落。


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黒田日銀総裁=世界経済は当面、不確実性が高い状態が続く。経済・物価への影響をしっかり注視する。為替は安定的な推移が望ましい。

黒田日銀総裁=金利の大幅低下を伴う強力な金融緩和が必要な場面もあり得る→ 銀行株が下げ株安へと動き、欧州勢の売りに円は全面高。