2016/09/22

2016年9月22日(木曜)21日、海外市場の動き

2016年9月22日(木曜)21日、海外市場の動き

FOMCは7対3で金利据え置きを決定、イエレン議長+政策金利見通しからは、12月利上げの可能性を残すも不透明感はぬぐえず。直後は上下変動し、流れはドル全面安。

利上げ見送りを受け、米株は上昇(NYダウ+163.74)、米10年債利回りは1.65%台へ低下するも、2年債は0.77%近辺で変わらず。

FOMCの結果は大方の予想通りの結果となったが、一部では利上げ期待もあり、直後の反応は複雑。利上げ期待派の失望売りとストップロスを狙った動きなのかドル買い→ドル売りへと反応。

イエレン議長の記者会見では、強気な内容にドル買いへと一時反応するも、いつもながらも煮え切れず。米株の上昇+米長期金利の低下に、ドル売りを継続。

オセアニア市場に入り、NZ中銀の金融政策が注目される。市場予想は政策金利2.0%の据え置きの予想で固いと思われるも、声明文で変動する可能性はいつもながら強い。

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USDJPYは、100.50円以下は底堅く、FOMC前に一時100.80円台まで上昇。FOMC+イエレン議長の記者会見に100.30台~101円の動きとなるも、結局は利上げ時期は不透明で、ドル全面安の流れに戻り売り圧力は強い。ただし、円クロスでは買から売りへと変化した影響に、100.50円以下のドル売りもやや腰が入らず。

EURUSD、GBPUSD、AUDUSD、NZDUSDと、各主要通貨では、USDJPYでのドル売りがリードするドル売り傾向が続く中、FOMC直後+イエレン
FRB議長の記者会見直後の、上下変動を繰り返すも、利上げ時期は不透明+米金利の低下にドル売りの流れは変わらず、ドル安値圏で推移。

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FOMC=政策金利0.25~0.50%の据え置きを決定。市場の予想通りながら一部には利上げ予想もあり。決定は7対3で一部には利上げ主張もあった。メスター、ジョージ、ローゼングレンの3連銀総裁らは反対。

FOMC声明文=「当面はさらなる証拠を待つことに決定」とあるが、「労働市場は引き続き強まり、景気も加速」、

FOMC声明文=「インフレは依然目標を下回る」、「企業在庫は依然弱い」、

イエレンFRB議長=次回の利上げの時期に関して協議、各会合で利上げが選択肢に。現在の政策は緩やかな緩和で、労働市場が改善しリスクが増えなければ年内1度利上げへ。インフレで2%目標達成を公約。

イエレンFRB議長=利上げをしなかった理由として→ 「インフレ欠如が本日の決定の鍵」となった。

イエレンFRB議長=「経済の成長はペースを加速へ」、「雇用の伸びは堅調、消費の伸びも強い」と、「利上げの条件は整ってきた」と指摘、

イエレンFRB議長=「労働市場のたるみはほぼかわらず」、「労働市場に一段の改善の余地」、「我々は一般的に経済活動に満足」「経済の成長が一段と強まる証拠を求めている」

政策金利見通し=メンバー17人中(内7人は投票権もたず)10人が年内1回の利上げを見込む。前回6月は年内2回の利上げを想定していたが、ペースは減速へ。

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