2020/02/11

2020年2月11日(火)21:30時ごろの動き

2020年2月11日(火)21:30時ごろの動き

日本は建国記念日の祭日で、午前零時のパウエルFRB議長による議会証言を控え、欧米株は堅調に推移し米債券利回りも強く、為替相場はドルが弱含みで推移。

議会証言はFRBが7日に発表した半期に一度の金融政策報告書の内容に沿った話になると思われる。①米経済が昨年鈍化した一方、通商政策をめぐる対立が幾分緩和し主要なリスクは後退、リセッションの可能性は減少した。②新型コロナウイルスの感染拡大が経済悪化の一因となるリスクを指摘。③年に実施した3回の利下げを受け、全体的には10年を超す米景気回復に対するリスクは緩和している。④FF金利の現行水準について経済回復を維持する上で適切等とあり、

原油価格は強くWTIは50.58ドルまで上昇、上海総合は+0.39%と小幅高で終わり、欧州株も強く独DAX、英FTSEは0.8%台の上昇となっており、米債利回りも強く10年債は1.59%近くで推移している。

英貿易収支は、前回が上方修正され予想外に黒字額が拡大へ。英第4四半期GDP速報値は、 前月比がマイナスを脱し予想を上回り、前期比と前年比は前回と変わらず。 ただ、家計支出が4年ぶりの低い伸びへ。

為替相場はドルが小幅安で推移。パウエルFRB議長の議会証言を前にして動きは鈍くAUDUSDは底堅く推移し、EURUSDは勢いが見られず。

AUDUSDは、NAB企業信頼感指数のマイナス幅が縮小、中国株も強く前日高値0.6707を上回り一時0.6719まで上昇している。

EURUSDは、独政局混迷と独・ユーロ圏経済の伸び悩みが気になる。1.0906~17の狭いレンジで反発力は見れず。

USDJPYは、109.74をボトムに、アジア・欧州・米国(先物)と株高の流れが続き、前日の高値109.88を上回り一時109.95まで上昇し108.85近辺で推移している。

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9:30    AUD 1月 NAB企業景況感指数=3(予想 前回3)、企業信頼感指数=-1(予想 前回-2)

18:30    GBP 12月 商品貿易収支=8.45億ポンド(予想-10億ポンド 前回-52.56→-49.47億ポンド)、貿易収支(対EU以来)=67.21億ポンド(予想-20億ポンド 前回17.34→23.64億ポンド)、総合貿易収支=77.15億ポンド(予想-3.5億ポンド 前回-40.31→18.21億ポンド)→ 前回が上方修正され予想外に黒字額が拡大へ

18:30    GBP 12月 鉱工業生産=前月比0.1%(予想0.3% 前回-1.2→-1.1%)、前年比-1.8%(予想-0.8% 前回-1.6→-2.5%)、製造業生産=前月比0.3%(予想0.4% 前回-1.7→-1.6%)、前年比-2.5%(予想-1.0% 前回-2.0→-3.3%)→ 共にマイナス傾向が続くも前回からはマイナス幅は縮小へ

18:30    GBP 第4四半期 GDP・速報値=前期比0.0%(予想0.0% 前回0.4%)、前年比1.1%(予想0.8% 前回1.1%)、12月月次GDP=0.3%(予想0.2% 前回-0.3%)→ 前月比がマイナスを脱し予想を上回り、前期比と前年比は前回と変わらず。 ただ、家計支出が4年ぶりの低い伸びで、前期比で見ると2018年序盤以来の低水準で、四半期成功が鈍化したのは2012年半ば以来。

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トランプ大統領(FOX)
①今すぐ米政策金利の引き下げが必要だ、
②ハウエルFRB議長は不満、彼は私をがっかりさせた。
③米経済は目を見張るほど好調だ、より高い状態だった可能性もある。

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