2020/02/27

2020年2月27日(木)22:30時ごろの動き

2020年2月27日(木)22:30時ごろの動き

新型ウイルスの感染拡大は止まらず、米国内での感染拡散リスクも危惧へ。FRBの緩和の可能性も意識されドル売りが加速し、リスク回避にJPY買いは止まらず。

ユーロ圏の景況感指数(ESI)は103.5(予想102.8 前回102.6)と強く、米耐久財受注は前月比-0.2%(予想-1.5% 前回2.9%)と予想外にマイナス幅が縮小、米第4四半期GDP改定値は前年比2.1%(予想2.1% 前回2.1%)と変わらずだが、デフレーターとコアPCEデフレーターは予想と前回を下回る。

USDJPYは110円台を割り込み軟化、EURUSDは予想外に強い景況感指数と雇用期待指数に1.0970台へと続伸。クレディ・スイスの2020年版グローバル投資リターン年鑑では、豪州株は1900年以降の自国通貨建て実質年率リターンがプラス6.8%のトップとなった。そのAUDUSDは前日のポイントとなった0.6580台まで上昇。NZDUSDも売られすぎの反動なのか強くNZDUSDは前日の高値を上回り0.6330台へ一時上昇。

一方、GBPUSDは財政出動の思惑後退とEUとの通商交渉の難航を予想しているのか小幅な上昇にとどまり強さは見られず、結局のところEURGBPは0.85台の大台まで駆け上がり、USDCADも原油安とドル売りの余波を受け下げ幅な限定的。

欧州株は全面安でユーロストックス600は-3.3%台、英FTSE-2.85%近く、独DAX-2.8%近く下落へ。ダウ先物も-1.4%近く下落。欧州債の利回りは軟化し、米10年債利回りは1.28%割れへ、2年債も1.08%台へ下落。原油価格(WTI)は47ドル台前半まで続落、

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【新型ウイルス関連】
中国人民銀行
①適切な時期に的を絞った預金準備率の引き下げを行うことで潤沢な流動性を確保すると表明

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クレディ・スイス
①2020年版グローバル投資リターン年鑑」によれば、豪州株は1900年以降の自国通貨建て実質年率リターンがプラス6.8%となった。
②豪州株は米ドル換算のリターンで調査対象の他の22の株式市場を上回った。豪州に次ぐ2位が米国。それから南アフリカ共和国、ニュージーランド(NZ)と続いた。

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19:00    EUR 2月 消費者信頼感・確定値=-6.6(予想 前回-6.6→-8.1)、19:00    EUR 2月 経済信頼感(景況感指数)ESI=103.5(予想102.8 前回102.8→102.6)、製造業景況感指数=-6.1(予想-7.5 前回7.3→-7.0)、サービス業景況感指数=11.2(予想11.0 前回11.0) 業況指数=予想-0.3 前回-0.23、消費者インフレ期待指数=21.1(予想 前回21.1)長期平均18.6を上回る。雇用期待指数(EEI)=105(予想 前回105.3)→ 予想外に改善へ

22:30    USD 週間新規失業保険申請件数=21.9万件(予想21.2万件 前回21.0→21.1万件)

22:30    USD 1月 耐久財受注=前月比-0.2%(予想-1.5% 前回2.4→2.9%)、除輸送機器・前月比0.9%(予想0.2% 前回-0.1→0.1%)→ 予想外にマイナス幅は縮小

22:30    USD 第4四半期GDP・改定値=前年比2.1%(予想2.1% 前回2.1%)、個人消費(Personal Consumption)=前期比1.7%(予想1.7% 前回1.8%)、デフレーター(GDP Price Index)=前期比1.3%(予想1.4% 前回1.5%)、コア価格指数(コアPCEデフレーター)=前期比1.2%(予想1.3% 前回1.3%)

22:30    USD 第4四半期 経常収支=-87.6億カナダドル(予想-90.0 前回-98.6→-108.6億カナダドル)

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