2020/02/05

2020年2月5日(水)昨日4日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)(昨日システムの不具合の影響なのか発信されておらず、時間がすでに経過しておりますが配信いたします)

2020年2月5日(水)昨日4日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)
(昨日システムの不具合の影響なのか発信されておらず、時間がすでに経過しておりますが配信いたします)

新型肺炎の感染拡大の悪影響は払拭?? 中国株は当局の予防策が功を奏し連休明け2日目にして上昇。リスクオフの急速な巻き戻しを誘発し、世界的な株高+債券利回りの急伸と為替相場ではJPYが全面安。

今日25日は、トランプ大統領の一般教書演説とシステムトラブルで遅れている民主党のアイオワ州の党員集会の結果を注視。また、早朝6時45分にNZ第4四半期雇用統計があり、NY市場の引け間際の市場参加者が限定される時間帯だけに、予想外の数字に強く反応する可能性は高い。また、中国、欧州各国、米国で発表されるPMIの確報値や、特に米国市場で発表となるISM非製造業景況指数には注意が必要。

昨日4日は、アジア、欧州株高と債券利回りの急伸に続き、米株も大幅高でダウとS&P500 は1.5%超、Nasdaqは2%超の上昇で、米10年債利回りは一時1.61%台へ急伸(前日1.52台)。

為替市場はリスク回避の巻き戻しが止まらず、JPY+CHFは弱く、逆に中国リスクに売りこまれていたAUD+NZDは上昇、とくにAUDは豪中銀のハト派声明に強さが目立ちAUDUSDは0.6679→0.6739まで急伸し強さが目立っている。(ただし、緩和の可能性は消えず)

GBPUSDは底堅く、EU離脱後の初日にご祝儀の反動とジョンソン首相のタカ派発言に急落したが、1.30の大台を回復。逆にEURUSDは特に材料は見られないがEURGBPの売りもあり小幅安で1.1060台→前日に続き1.1030台まで値を下げるも何とか下げ止まっている。

USDJPYは108.55(安値)→109.55(高値)と200時間MA=109.00を上抜け約1円高で、前日比でも+0.8%の急伸と久々の変動。クロスではAUDJPYの72.5→73.77へ、GBPJPY140.93→142.85へ上昇とクロスでもJPY売りが強まっている。(中国発の新型肺炎の感染拡大=世界経済のリスク懸念はどこへ行ったのだろうか?) 

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0:00    USD 12月 製造業新規受注=前月比1.8%(予想1.2% 前回-0.7→-1.2%)、除く輸送機器=前月比-0.6%(予想0.1% 前回0.3→0.2%)→ 前月比は前回が下方修正されるも、予想を上回り2018年8月以来の伸び率。国防航空機の受注が大幅増で全体水準を押し上げた。ただ設備投資は弱く、景況感が改善する中でも製造業が大幅に回復する可能性は低いことを示唆した

0:00    USD 耐久財受注・確報値=前月比2.4%(予想1.1% 前回-0.7%、除く輸送機器=-0.1%(予想 前回-0.1%)

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関係者(WTOに関して)
①米国はWTOの「政府調達に関する協定」(GPA)から離脱する計画を検討している。
②米国の見解に沿ったGPA改革が行われない場合に離脱に動く大統領令の草案がトランプ政権内で回覧されている。
③世界の政府調達市場は1.7兆ドル(約190兆円)規模。米国がGPAを離脱すれば、8370億ドル規模の米政府調達市場へのアクセスを希望する外国企業が混乱に陥ることになる。

ジョンソン英首相
①ガソリンおよびディーゼルの新車販売を2035年に終了すると約束、当初の目標から5年前倒しで計画を進めていくと表明

英政府
①ガソリン車やディーゼル車(ハイブリッド車(HV)を含む)の販売禁止時期を、従来から5年前倒しし、2035年から実施すると表明

クドローNEC委員長
①新型コロナウイルス感染拡の米経済への影響は最小限。大災害でも大惨事でもなく既に経験済み。
②中国にとって状況はずっと厳しさを増すだろう
③トランプ政権が新型ウイルス感染拡大を理由に減税を実施して経済を「微調整」することはない
④トランプ氏は再選キャンペーン中に「減税2.0」の提案について発表する
⑤ウイルスの影響で中国が米製品の購入を延期する可能性があることには理解

トランプ米政権
①ハードウエア・メーカーの機器にも5Gソフトが搭載できるよう規格を統一する動きがあり、トランプ政権はこれを後押ししたい考えで、ファーウェイの牙城を崩すことが狙い。

民主党アイオワ州党員集会
①結果発表、異例の遅れ 大統領選初戦で失態
②民主党本部によると集計に不一致が発生し、同日中に結果を発表できない異例の展開となった。前回2016年大統領選の反省から、透明性向上を掲げて投票過程すべてを公表する手法に変えたのが裏目に出た形だ。

ECB
①ユーロ圏の銀行向けに実施している貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)について、借入コストをさらに抑え、融資を拡大することが可能という見解を示す。

ジョーダン・スイス中銀総裁
①スイスフランは高く評価されている
②インフレリスクが顕在化すればバランスシートを縮小する

習国家主席の国賓来日に関して
①今月中旬に北京で開催予定だった日中による習主席来日の準備会合は延期になった。

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