2020/02/26

2020年2月26日(木)昨日25日、海外市場の動き(午前6時半ごろの動き)

2020年2月26日(木)昨日25日、海外市場の動き(午前6時半ごろの動き)

ご覧の通り、新型ウイルスはアジアから、中東、欧州、そして、米国内での感染拡大のリスクを懸念。米CDCは新型ウイルスの米国内流行に備え注意を喚起。金融市場は前日に続き株大幅安+債券利回り大幅低下+JPY高は止まらず。

欧米株は続落、ダウは-874.6(-3.15%)と2日続け大幅下落し、NasdaqとS&P500 も大幅安。米債利回りも大幅低下し10年債は1.33%台へ低下。WTIは50ドルを割り込み下落、

為替相場は、新型ウイルスの感染拡大によるリスク回避に、アザー米厚生長官による米国内での感染拡大を予想に、米CDCは新型ウイルスの米国内流行に備え注意を喚起とありJPYは全面高。感染の影響の少ないGBPも選好され最も強く、EURも健闘。逆に資源価格の低下に、AUD+NZDは弱い。

USDJPYは、東京市場の仲値前後でつけた110.04を高値に、株安+債券利回りの軟化とリスク回避の動きにJPYが選好され、米国市場に入り前日の安値110.33を割り込み終盤近くでは一時110円を割り込み109.89まで値を下げてようやく下げ止まり110.10台で推移。JPYはクロスではGBPJPYを除きJPY高傾向は止まらず。

GBPUSDは、新型ウイルス感染の影響が少ない国の一つとして選好されているのか、アジア市場の1.2914をボトムに欧州市場の終盤、米国市場では1.3000台を回復し1.3018まで続伸し1.3000近辺で推移。クロスでもGBPJPYを含めGBP高の流れを維持。

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16:00    GER 第3四半期GDP・改定値=前期比0.0%(予想0.0% 前回0.0%)、前年比=0.4%(予想0.4% 前回0.4%)、季調前前年比=0.3%(予想0.3% 前回0.3%)→ 予想と前回と変わらず

23:00    USD 12月 ケース・シラー米住宅価格指数=前年比2.9%(予想2.8% 前回2.6→2.5%)、指数218.73(予想 前回218.68→218.65)→ 予想を上回り2019年1月以来の上昇幅

23:00    USD 12月 FHFA 住宅価格指数=前月比0.6%(予想0.4% 前回0.2→0.1%)、前期比1.3%(予想 前回1.1%)、指数予想 前回281.2、第4四半期 住宅価格指数=1.3%(予想0.4% 前回1.1%)→ 予想を上回り昨年9月以来の上昇幅。

0:00    USD 2月 リッチモンド連銀製造業指数=-2(予想10 前回20)

0:00    USD 2月 CB 消費者信頼感指数=130.7(予想132 前回131.6→130.4)、現況指数=165.1(予想 前回175.3→137.9)、期待指数=107.8(予想 前回102.5→101.4)→ 前回が大幅に下方修正され予想を下回るも、個人消費は順調なペースへ、期待指数は7か月ぶりの高水準。

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米当局者
①中国指導部が2月14日の合意発効に伴い、米国からの家禽(かきん)・家禽(かきん)製品の輸入規制を撤廃したと表明。
②中国は貿易合意によって、2年間で米農産品の輸入を320億ドル(約3.5兆円)増やすことを義務づけられている。米当局者は、中国が合意した約2000億ドルの輸入目標のうち、どの程度を達成済みかには言及しなかった。

アザー米厚生長官
①新型コロナウイルスの米国内の感染が今後増えるとの見方を示し、議会に25億ドル規模の対策費を要請

CDC
①新型ウイルスの米国内流行に備え注意を喚起

FRB公定歩合議事要旨
①12地区連銀すべてが公定歩合の据え置きを求めていた
②地区連銀は「現在の経済情勢は順調で、経済成長は緩やかなペースで継続する」との見方

クラリダFRB副議長
①米金融当局者は新型コロナウイルスの感染拡大を注視しているが、それが見通しの大幅な変更につながるか判断するのは「依然として時期尚早だ」

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