2020年2月13日（木）午後14時45分ごろの動き
COVID-19（新型コロナウイルス）の中国や米国の感染拡大に、市場は弱いリスク回避の動きながら勢いは弱い。
上海総合は上下変動しながら上値は重く軟化、日経平均株価は一時上昇に転じるも、中国株と共に連れ安。
豪消費者インフレ期待は4.0％（予想4.3％）と弱くAUDUSDは0.6735→0.6707まで値を下げるもロウ豪中銀総裁のややタカ派発言に下げ止まり反発。ただし、全戻しに至らず。
為替相場は、ドルは主要通貨に対して総じて強く、中国経済の影響を受けやすいAUDの弱さが目立ち、逆にリスク回避のJPYとCHFが選好される流れに。
AUDUSDは豪消費者インフレ期待が予想外に弱く0,6707まで下落、ロウ豪中銀総裁のややタカ派発言に下げ止まるも、COVID-19の感染拡大が再浮上し、中国経済の軟化＝AUD売りに上値の重い流れとなっている。
USDJPYは、109.70～80の岩盤と110.00～20の重さの両面を確認した流れで、中国・日本株が軟調に推移していることで早朝110.10台を高値に109.80まで一時下落し、109.80台で推移中。
EURUSDは、相変わらずEUR買いのテーマは限定的で、弱いユーロ圏特に独経済と、独政局不安が強く、ドイツ銀行のレポートではリセッションのリスクを危惧。しかし、昨日NY市場の安値1.0865を割り込めず、大枠1.0865～75の狭いレンジで推移中と、若干下げ止まり感も。
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9:00 AUD 2月 消費者インフレ期待＝4.0％（予想4.3％ 前回4.7％）→ 予想と前回を下回る
9:01 GBP 1月 RICS住宅価格指数＝17.0％（予想3 前回－2→０％）
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米疾病管理予防センター（CDC）
①カリフォルニア州サンディエゴの施設で隔離されている中国からの帰国者について、2人目の新型コロナウイルス感染者が確認されたと明らかにした。2人は中国・湖北省からの別々の便で米国に到着したが、保健当局は関連性がないと述べている。これで米国内の感染者は14人となった。
ムニューシン米財務長官
①院財政委員会の公聴会で、透明性を改善して仮想通貨が「秘密銀行口座」として使用されるのを防ぐ規制を同省の金融犯罪執行機関連絡室が準備していると説明した。
米上院
①イランに対するトランプ大統領の軍事行動を制限する決議案について、最終的な採決を行うための動議を賛成51・反対45で可決した。共和党から8人の造反者が出た。12日か13日にも最終採決が行われる。
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ロウ豪中銀総裁
①新型コロナウイルスの感染拡大がオーストラリアの教育・観光産業の輸出に大きな打撃を与えており、1-3月期のGDPでその影響が示されるとの見通し
②一方で中国人民銀行（中央銀行）がすでに金融政策を緩和しているほか、中国政府もインフラ支出の拡大を約束していると指摘。「そうなればわれわれには良い展開で、ウイルス発生以前に見られた緩やかな改善傾向に戻るだろう」
③中銀はインフレ率を早期に中期目標レンジ（２─３％）に戻すことに「こだわる」考えはない
④政府や企業は過去最低水準の金利を活用し、投資を増やすべき
ホークスビーNZ中銀総裁補
①融政策のバイアスは現時点で「本当に中立的」
②新型肺炎の経済的な影響が広がれば現在の姿勢を見直す用意がある
③昨年の利下げの効果が出ていると指摘。新型肺炎を巡る短期的なリスクもあり、雇用・物価目標を達成するため低金利を維持する
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ドイツ銀行
①第4四半期から今年第1四半期にリセッション入りの可能性。
②10－12月GDPを14日発表予定－市場予想は0.1％増
③「新型コロナウイルスは中国経済再興への期待をそぎ、世界経済の回復を揺るがすリスクになっている」と指摘。「従って、10－12月から１－３月にかけてテクニカルなリセッションに入る可能性はますます高まっているように思われる」と続けた。
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