2020/02/27

2020年2月27日(木)14:45時ごろの動き

2020年2月27日(木)14:45時ごろの動き

ついにNYまでに波及した新型ウイルス感染。結果としてリスク回避の流れ止まらず。トランプ氏は同対策の責任者にペンス副大統領を指名、モリソン豪首相はパンデミックの可能性を示唆。

これからの欧米市場では、ユーロ圏の各種景況感指数、米耐久財受注に続き、本命の米GDP改定値が控えている。

日経平均株価は一時20,000を割り込み2%近く下落、上海総合は一時3,000を回復するも続かず、米債は弱く10年債は1.30%台に低下、2年債も1.12%台へ低下。原油価格(WTI)一時48ドル割れへ低下、金価格上昇。

結果、為替相場はリスク回避の動きにJPY高傾向は変わらずUSDJPYは110.00の大台へと下落。米国内の感染拡大を懸念してなのかUSD売り傾向が続き、前日に下落幅が目立っていた、GBP+AUDの買い戻しが見られ、EURは前日に続き続伸中。

USDJPYは、下げ止まらぬ日経平均株価の下げに、前日の安値110.13を割り込み110円の大台まで下落してようやく下げ止まるも、株価連動のJPY相場だけにボトムとみていいのか疑問も残る。

EURUSDは、EURGBPの強い買いの影響が背景にあると思われるも、前日にショルツ独財務相が「債務に苦しむ地方州政府の歳出余地を広げるため、憲法に基づく借入制限の一時的な解除を検討」との発言や、ジェンティローニ欧州委員会委員(経済担当)の「新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けているイタリアなどユーロ圏各国は、EUの財政規則の適用が免除され、緊急事態対策として財政出動が可能になるだろう」との発言も影響している可能性も。早朝の1.0876をボトムに一時前日の高値を上回り1.0915まで上昇と緩やかな上昇傾向が続く。

AUDUSDは、前日の売りから0.6542をボトムに買いに反発するも、高値は0.6561止まりで、豪10年債利回りは過去最低を記録するなど上昇幅は限定的。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

6:45    NZD 1月 貿易収支=-3.4億NZドル(予想-5.49億NZドル 前回5.47→3.84億NZドル)、前年比-38.66億NZドル(予想-39.40億NZドル、前回-43.09→-44.6億NZドル)、輸出予想=47.3億NZドル(44.4億NZドル 前回55.4→55.0億NZドル)、輸入50.7億NZドル(予想=50億NZドル 前回50→51.2億NZドル)→ 予想外にマイナス幅が減少

9:00    NZD 2月 ANZ企業経済見通し=12.0%(予想24.7 前回17.2)、企業信頼感=-19.4(予想-7.9 前回-13.2)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

トランプ米大統領(26日)
①新型コロナウイルスが米国人にもたらすリスクは「依然として非常に低い」
②政府の新型ウイルス対策の責任者にペンス副大統領を指名すると発表した。
③政府の対応の妥当性を主張し、感染が拡大すれば保健当局は迅速に行動する用意があり、それが可能で、感染が拡大すれば、われわれは状況に適応し、あらゆる必要策を講じる用意がある

アザー厚生長官
①感染者が累計で59人、うち42人はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」からの退避者。

モリソン豪首相
①新型肺炎はパンデミックの可能性が高い
②緊急のパンデミック計画を始める

韓国中銀総裁
①第1四半期の韓国GDP、マイナスもあり得る。

韓国中銀総裁
①韓国の成長にとって最大のリスクは新型ウイルスの感染拡大

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

豪10年債利回
①過去最低水準を下回り一時0.845%に低下。

豪民間設備投資弱まる
①2019年第4四半期民間設備投資額は、前期比-2.8%と物・構造物への投資が大幅に減少し弱い。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※