2020/02/28

2020年2月28日(金)午後2時半ごろの動き

2020年2月28日(金)午後2時半ごろの動き

ご存じの通り! 日本と中国株は続落に歯止めがかからず、米債利回りの低下に歯止めはかからず、10年債は1.25%台、2年債も1.06%台へ軟化し、結果JPY高が続く。

為替相場は前日の反動色が強くドル高へと動き、リスク回避にJPY買いが再燃しUSDJPY一時109.00の大台を割り込みJPY高へ。AUDUSDとNZDUSDは0.7~1.1%近いく下げ幅が拡大、EURUSDとGBPUSDも弱く、結果的にクロスでは大幅なJPY高で、AUDJPY+NZDJPYは1.3~1.7%近く下落へ。

これからの欧米市場では、独CPIと米個人所得・個人消費、カナダGDP、米シカゴPMI、ミシガン大学消費者信頼感指数と、米国発の景況感指数が注目されている。

AUDUSDは、昨日モリソン豪首相は「新型肺炎はパンデミックの可能性が高い」とリスクを懸念。2019年第4四半期の民間設備投資額は前期比-2.8%と大幅に減少し、豪中銀の利下げ観測が広まっており、早朝の0.6585を高値に0.6510台まで値を下げている。

一方、NZDUSDは、早朝発表となったANZ消費者信頼感が-0.5%と前回と変わらず弱く指数は低下、現行指数も弱く新型肺炎の感染拡大による警戒感が広まっており、早朝の0.6318を高値に0.6230台まで下落と、こちらもNZ中銀の利下げ観測が強まっている。

EURUSDは、今のところ1.1000の大台で上げ渋り上値も抑えられており、1.0982~1.1105のレンジで動けず。

GBPUSDは、今のところ1.2871~97の狭いレンジで、昨日「英国は6月までに条件が明らかにされない場合、No deal準備を開始、EUとのBREXIT移行期間を延長しない」とのネガティブ発言もあり弱含みで推移していたが、英GfK消費者信頼感調査は予想外にマイナス幅が縮小。GBP売りの一因となっていたEURGBPの買いも0.8523~39のレンジで動きは鈍く弱まり、0.8550超の上値が重いような気がしてならない。

USDJPYは、株安+債券利回りの続落に、まさにリスク回避のJPY買い。早朝の109.68を高値にあっさりと109円の大台を割り込み108.80台まで下落。個人的には108.50がボトムとみているが、株価が急落すれば考えを変えざるを得ず。

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6:00    NZD 2月 ANZ 消費者信頼感=前月比-0.5%(予想 前回-0.5%)、指数122.1(予想 前回122.7)、現況指数=127.7(予想 前回129.9)、期待指数=118.4(予想 前回117.9)→ 前月比は前回と変わらないが指数は低下、現況指数は前回から低下へ、新型コロナウイルス感染拡大を受け、経済と企業の見通しに対する警戒感が広がったことが要因。

8:30    JPY 1月 失業率=2.4%(予想2.2% 前回2.2%)、有効求人倍率=1.49(予想1.57 前回1.57)→ 失業率は予想外に増加し友好求人倍率は低下へ

8:30    JPY 2月 東京都区部消費者物価指数=0.4%(予想0.5% 前回0.6%)、コア0.5%(予想0.6% 前回0.7%)、コアコア0.7%(予想0.8% 前回0.9%)→ 低下傾向が強まる
8:50    JPY 1月 鉱工業生産・速報値=前月比0.8%(予想0.3% 前回1.2%)、前年比-2.5%(予想-3.1% 前回-3.1%)→ 予想を上回るも前回からは下落へ。

9:01    GBP 2月 GfK消費者信頼感調査=-7(予想-8 前回-9)→ 予想と前回からマイナス幅が縮小し1年半ぶりの高水準


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