2020/02/18

2020年2月18日(火)昨日17日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

2020年2月18日(火)昨日17日、海外市場の動き(午前5時半ごろの動き)

米国・カナダと北米市場が休場の週明け月曜日。新型肺炎の感染拡大に揺れながらも、複数の有効薬発見との報道や、中国政府の感染拡大改善との報道や大規模景気刺激策もあり、中国では落ち着きを取り戻すも、実情は不透明。

結果、欧州市場では株価は総じて反発。報道では新型肺炎リスクに米債市場へ資金流入が続くとの観測も。

為替相場は閑散な出会いの中でGBPUSDは弱さが目立つ。コンサルタント会社調査では英企業7社に1社が本社を他国に移転する計画とあり、離脱に向けフロスト英欧州担当補佐官のタカ派発言は気になる。GBPUSDは先週末の安値に並ぶ1.3000の大台まで下落、仮に重要なポイントがブレークしたらどこまで下げ幅を拡大できるか?

USDJPYは、日本のリセッション懸念が強まるが、米国市場不在で薄商いの中の動きで円売り傾向を無視していいのか、それとも次の流れの始まりなのかは不明。動きは先週末の高値109.12を上抜け109.96まで上昇し、クロスでもGBPJPYを除き全面安で気になる。

EURUSDは1.1100直前から続く下げは止まらないが、1.0830割れで下げ止まり、EURGBPも0.8300割れで下げ止まり、EUR売り圧力も弱まりつつある。ただし、市場参加者のEUR先安感は変わらず。

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米トランプ政権、ファーウェイ向け半導体の製造、ライセンス制に規定変更案
①ファーウェイを標的として、主要な半導体関連技術への中国のアクセスを断ち切る狙いに、中国による米国産半導体チップ製造設備利用を制限することを検討。

新型肺炎リスクに米国債へ資金流入
①米国債は合理的なレジリエンスプレーだ」と債券ストラテジスト
②年金基金と債券投信、ヘッジファンドも米国債の持ち高を積み上げ


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ユーロ圏財務相会合議長
①新型コロナウイルスによる肺炎の影響は一時的で、注意してみる必要はあるが、我々はもっと長期の展望に目を向けるべき。

ドイツ経済
①経済報告で、輸出低迷と中国の新型コロナウイルスの影響で第1・四半期のドイツ経済成長は弱さが続く
②新型ウイルスが世界の価値連鎖の混乱や独企業による製品供給の障害になる恐れ

ソフトウエアコンサルティング会社のソートワークスが英企業1000社余りを対象に実施した調査
①英企業の7社に1社が本社を他国に移転する計画

フロスト英・欧州担当補佐官(移行期間は20年末で終了)
①英との持続可能な関係を望むのならば、EUは対等な関係を受けれるべき
②開かれた公正な競争を基本としたEUとの通商合意を期待


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香港政府観光局が発表した2月の到着者数データ(暫定値)
①1日当たり平均訪問者数が3000人割り込み、ブルームバーグ・データでは、20万人弱だった前年の同じ時期から約99%減。1月は1日平均10万人だった。

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中国で新型肺炎に新療法相次ぐ
①中国科学技術省生物センターは、新型コロナウイルスに抗マラリア薬「リン酸クロロキン」が有効
②上海公衆衛生臨床センターは、すでに回復した患者の血漿を投与したところ、試験的な段階だが効果が出ている

新型肺炎の感染拡大
①感染者が7万人を超え、発生源とされる湖北省では再び感染ペースが加速。
②国国内の企業活動の停止などの影響で、日本とシンガポールがリセッションに陥るとの懸念が強まる。

中国3月全人代延期案を2月24日に討議
①中国が3月5日の開幕を予定している全人代の延期を検討

李克強中国首相
①国内での新型コロナウイルスの感染拡大抑制が改善傾向を示している

 中国人民銀行
①1年物中期貸出制度(MLF)を通じて金融機 関に2000億元(297.5億ドル)を供給。金利は0.1%引き下げ、3.15%とした。

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ムーディーズ(南アGDP引き下げへ)
①0.7%に引き下げへ。

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