2020/02/17

2020年2月17日(月)15:45時ごとの動き

2020年2月17日(月)15:45時ごとの動き

米国市場がプレジデンツデーで休場の週明け月曜日。日本では大幅悪化が予想されていた第4四半期GDPは、前期比-1.6%(予想-0.9% 前回0.4→0.1%)、前年比-6.3%(予想-3.7% 前回1.8%→0.5%)と予想外の悪化となった。

ただ、悪化予想が大勢を占めていたこともあり、日経平均株価は下落からスタートするも、中国株は追加刺激策の実施を受け続伸したこともあり下げ幅を縮める。

為替相場は、取引開始直前から弱いGDPを意識したJPY売りに109.85まで上昇。新型肺炎の国内感染拡大と、予想外に弱いGDPを受けた株安に、一時109.72まで円高が進むも、結局は109.80台の動きを抜け出せず。特にコメントもなし。

WTIは52ドルを中心に小動き、米債先物は米国市場が休場のため取引はなく、他の主要通貨では大きな動きは見られず。EURUSDは1.0834~42の狭いレンジで、米国は「EU製航空機への追加関税率10→15%に引き上げ」との報道も特に影響は見られず。

EURUSDは1.3033~54のレンジ、AUDUSDは0.6715~33のレンジ、USDCADは1.3233~50のレンジで推移。

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中国財政相
①新型肺炎受け景気てこ入れで、追加刺激策実施を表明

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8:50    JPY 第4四半期GDP・第一次速報値=前期比-1.6%(予想-0.9% 前回0.4→0.1%)、前年比-6.3%(予想-3.7% 前回1.8%→0.5%)→ 前回も下方修正され予想外にマイナス幅が拡大へ。 5四半期ぶりのマイナス成長となり、減少幅は2014年4─6月期以来の大きさとなった。

9:01    GBP 2月 ライトムーブ住宅価格=前月比0.8%(予想 前回2.3%)、前年比2.9%(予想 前回2.7%)
10:30    CNY 1月 新築住宅価格=前月比0.2%(予想  前回0.35%)→2018年2月以来の低い伸び、前年比6.3%(予想 前回6.6%)

13:30    JPY 12月 設備稼働率=前月比-0.4%(予想 前回-0.3%)

13:30    JPY 12月 鉱工業生産・確報値=前月比1.2%(予想1.3% 前回1.3%)、前年比-3.1%(予想 前回-3.0%)

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中国の新型肺炎の企業融資8兆円(日経)
①新型肺炎で打撃を受けた企業を支援するため、中国の銀行が14日までに計5370億元(8兆4千億円)の融資を実行。
②監督当局も新型肺炎が深刻な湖北省では、不良債権が増えても銀行の責任を問わないことで企業の資金調達を後押しする。新型肺炎の収束が見えないなか、中小企業の倒産加速を防ぐねらいだ。

トランプ政権はGE Ventureの中国へのエンジン配送を停止検討(2月14日)
①中国で開発中の新しい旅客機のためにゼネラル・エレクトリック社が共同生産するジェットエンジンの配送を停止する提案を検討
②政府関係者は、GEとフランスのサフランSAの合弁会社であるCFM International が、LEAP 1Cジェットエンジンの多くを中国に輸出することを許可するライセンスの発行を拒否する可能性がある

米国は、EU製航空機への追加関税率15%に引き上げ(2月14日)
①3月18日から、フランス、ドイツ、スペイン、英国の飛行機は、10月に施行された10%→15%の関税の対象。
②EUによる欧州航空機メーカー、エアバスへの不当な補助金で米ボーイングに被害が生じたとして、米国が講じている対抗措置の一環
③スコッチウイスキーやフランス産ワインなど他のEU産品の一部に対する関税率を25%のままとし、発表済みのリストに小さな変更を加えるとしている。
④WTOは昨年10月、最大75億ドル(約8230億円)相当のEU産品に報復関税を課すことを米国に認めた。米政府は同月18日、エアバス機への10%の輸入関税のほか、チーズやスペイン産オリーブなどに対する25%の関税を発動していた。

カドロー米国家経済会議(NEC)委員長(2月14日)
①    トランプ政権が9月に中間層10%減税など追加減税を発表する意向。

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