2020/02/14

2020年2月14日(金)15:30時ごろの動き

新型肺炎の感染拡大のリスクは変わらず、その中で米中通商協議第一弾合意が発効となる。

米中双方で一部の関税引き下げを実施する。米国側は米中貿易交渉の第1弾合意・署名を受け中国に課した輸入関税の内、9月に上乗せした1200億ドル分の15%→7.5%(半分)に引き下げる。一方、中国は、9月に米国に上乗せした750億ドルの輸入関税の上乗せ分10%→5%(半分)に引き下げた。

上海総合は小幅高での中、日経平均株価は弱く-0.7%の下落へ、米10年債も1.6%へ軟化。為替相場は総じてドル高の流れの中で、リスク回避の流れと日本株安にJPYが選好され107.73~91の狭いレンジで推移し、

今日の欧米市場は週末金曜日であること以外に、独とユーロ圏のGDP速報値、米小売り、輸入物価、中古住宅、鉱工業生産、設備稼働率、企業在庫、ミシガン大消費者信頼感指数の発表が控えており、数字に反応しやすい状況は変わらず。

GBPUSDは、昨日ジャビド英財務相が辞任、後任に財政拡大派のナスク氏が指名されたことで急進した流れを維持。1.3036をボトムに底堅く上値の狙う動きとなっている。

EURUSDは、最近のEURはどこまで値を下げるか? 市場の注目を浴びている。ユーロ圏特に弱い独経済と独政治的リスク、ECBの追加緩和期待は変わらず。1.0827をボトムに何とか下げ止まっているが、テクニカル的な売られ過ぎ感を除くと積極的にEURを買う材料も見当たらず。

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ウィリアムズNY連銀総裁
①米経済は非常に良好。新型肺炎感染拡大のリスクはあるが、今年の米経済成長率はトレンド水準近辺にある。

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