2018/08/01

2018年8月1日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き

2018年8月1日(水曜)欧州・米国市場序盤の動き


いよいよ相場変動のリスクが高い8月入りへ。日銀が過ぎ円安へと動き、変化は期待薄で関心度合の低いFOMC待ちながら、ひょっとしたらのリスクもあり目を離せず!

米国市場に入り、予想を上回る米ADP雇用統計と、来週の米長期債入札が増額されることで米10年債利回りが3.0%の大台へと上昇しドル買い戻しが強まる。

USDJPY
日銀の変化期待が裏切られた結果なのか、昨日から円売りの流れは止まらず。アジア市場では111.70をボトムに欧州市場にかけて112.15まで上昇。欧州市場に入ると米中貿易問題の再燃を材料として上値は重くなり111.80まで値を下げるも、強い米ADP雇用統計と米金利の上昇に再び112円を試す動きへ。

USDCNH
米国は中国からの輸入品2000億ドル分の関税引き上げを計画との報道や追加関税160億ドルの第2弾発動のリスク、弱い財新製造業PMIに、アジア市場ではUSDCNHが一時0.8460まで上昇し高値を試す動きも見られたが過去4日間ほぼ同水準で上値を抑えられて続かず。欧州市場に入ると6.8050台まで値を下げ、強い米ADP雇用統計と米金利の上昇にようやく下げ止まり反発中。

NZDUSD&AUDUSD
アジア市場では、NZ雇用統計の発表を受け、NZDUSDが0.6820台→0.6800台へと下落。AUDUSDもその影響を受け0.7430→0.7410まで下落、アジア市場では下押し圧力が続いた。欧州市場に入り共に買い戻しが強まるも、アジア市場の下落時の水準を上回ることができず、米国市場に入り強い米ADP雇用統計と米金利の上昇に戻りも鈍い展開が続いている。

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7:45    NZD 第2四半期 失業率=4.5%(予想4.4% 前回4.4%)、雇用者数=前期比0.5%(予想0.4% 前回0.6%)、労働コスト=前期比0.6%(予想0.6% 前回0.3%)、前年比2.1%(予想2.1% 前回1.9%)、労働参加率=前期比70.9%(予想70.8 前回70.8%)→ 失業率は小幅拡大するも、雇用者数は予想を上回るも前回からは低下、労働コストは予想通りながら強いが、市場の反応はNZD売りで、0.6820台→0.6800台まで下落。

10:45    CNY 7月 財新製造業PMI=50.8(予想50.9 前回51.0)→ 予想と前回を下回る

15:00    GBP 7月 ネーションワイド住宅価格指数=前月比0.6%(予想0.1% 前回0.5%)、前年比2.5%(予想1.8% 前回2.0%)→ 予想と前回を上回る

16:50    FRN 7月 製造業PMI・確報値=53.3(予想53.1 前回53.1)

16:55    GER 7月 製造業PMI・確報値=56.9(予想57.3 前回57.3)

17:00    EUR 7月 製造業PMI・確報値=55.1(予想55.1 前回55.1)→ 予想と変わらず

17:30    GBP 7月 製造業PMI=54.0(予想54.2 前回54.4→54.3)

21:15    USD 7月 ADP雇用統計=前月比21.9万人(予想18.5万人 前回17.7→18.1万人)→ 予想を上回るもFOMCを控え相場は動かず

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