2018/08/15

2018年8月15日(水曜)昨日14日、海外市場の動き

2018年8月15日(水曜)昨日14日、海外市場の動き

トルコ危機回避? トルコリラの買い戻しに、米株は上昇し米債利回りは上昇へ。為替相場はドル全面高(除くUSDCAD)でUSDTRYは下落しTRYJPYも上昇し、新興国通貨も上昇へ。

トルコリラの買い戻しにトルコからは強気発言が目立ちトランプ氏を刺激し、米国は米国牧師の解放がなければさらなる経済制裁の可能性に不安も残る。

14日のNY市場はドル全面高。EURUSDは13日の安値を割り込み一時1.1330台まで下落(約-0.56%)と昨年7月以来の安値を更新中、GBPUSDも10日の安値を割り込み一時1.2705まで下落(約-0.39%)と昨年6月以来の安値を更新中。AUDUSDは底値を切り下げ一時0.7220台(約-0.4%)まで下落と、昨年1月以来の安値を更新中。

GBPUSDの売り圧力は止まらず。ハント英外相は「合意なきEU離脱のリスクが増えている。合意が得られるとの保証は全くなく、無秩序な合意なき離脱の可能性に備える必要がある」と発言するなど、ハードブレグジットのリスクを懸念。アジア・欧州市場では英雇用統計は予想外に低下し、失業保険申請件数も強く、直後は1.2827まで上昇するも、含むボーナスの平均賃金は弱く売りへと変化。米国市場に入り日中の安値1.2750台を割り込み売りへ変化し、10日以来の安値1.2720台を割り込むと1.2705まで続落しようやく下げ止まるも、戻りも限定的。

USDCNHは前日比+0.03%と小幅な変化にとどまる。アジア市場で発表された弱い鉱工業生産、小売売上高と弱く、特に固定資産投資は弱く1996年来の低い伸び率となっているが、USDCNHは大枠6.8810~6.9000のレンジとほぼ同水準にとどまり動きは見られず。米国市場に入りドル全面高の中で一時6.9070台まで上昇するも、結局は6.8940台で推移し前日とほぼ変わらず。

USDJPYはアジア市場の安値110.59をボトムに日経平均株価の大幅上昇や、欧州市場の序盤ではトルコリラの買い戻しもあり一時111.15まで上昇。欧米市場では中国株や欧州株安に一時110.75まで値を下げるも、トルコリラの上昇傾向は止まらず、米株高の流れに111.30台まで値を戻し111.15近辺で推移。円はクロスではCADJPYが85円台と1%近く上昇へ。


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