2018/08/09

2018年8月9日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

2018年8月9日(木曜)アジア・欧州市場序盤の動き

NZドル売りから相場が始まり、他の主要通貨は上下変動する結局のところ大きな変化は見られず。

NZDUSDはご存知の通り、NY引け時に発表のNZ中銀の金融政策。1.75%の政策金利の据え置きは予想通りながら、「利上げ次期を2019→2020年に先延ばし」、「2019年GDP見通しを3.1→2.6%に下方修正」。これじゃ、取引が極端に少ない時間に売りでオーバーシュートするのは避けられず、NZDUSDは0.6750近くからスタートし0.6664で下げ止まるも下落基調を継続中で、短期・中期・長期とすべてが売りサイン。

中国のCPI前年比2.1%(予想2.0 前回1.9%)と強く、PPIも予想を上回る数字となったが、中国株は下落気味でUSDCNHは直後6.8380台まで上昇から、中国株が反発し6.8130台まで下落し、上下変動しながら6.8270近辺で推移。短期・中期では政府が管理しているのではと噂もある7.00が重くこの水準がポイントになるが、長期では米中貿易摩擦次第なのか買い方向からの変化は今のところ見られず。

USDJPYは、市場参加者の多くがそう思っている通り、日米通商協議の行方を見守っていると思われる。ただ、過去の米EU協議等の結果を見れば何らかの妥協の期待の期待感と、海外情勢を見れば取り巻く環境からリスク回避の円買いの可能性との両面を秘めている。短期・中期のドル売りが強まるが長期のドル買いの流にはまだ変化は見られず。

日経平均株価は一時22500を割り込むも前日比-45.92(-0.20%)まで値を戻し、中国株は買いが強まり上海総合指数は2%近く上昇。


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8:01    GBP 7月 RICS住宅価格指数=前月比4.0%(予想3.0% 前回2.0%)→ 予想を上回る

10:30    CNY 7月 消費者物価指数=前年比2.1%(予想2.0% 前回1.9%)→ 予想を上回る

10:30    CNY 7月 生産者物価指数=前年比4.6%(予想4.5% 前回4.7%)→ 予想を上回る

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【北米】
グアハルド・メキシコ経済相=ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と会談、NAFTAの協議継続に前向き。

【アジア・その他】
NZ中銀 金融政策発表=政策金利1.75%の据え置きを決定、予想通り

NZ中銀の声明は予想外にハト派でNZD売りが加速=利上げ時期を月時点の2019年半ばごろから→2020年に先延ばしして、2019年のGDP成長率見通しを3.1→2.6%に引き下げた。

NZ中銀の声明は予想外にハト派でNZD売りが加速=堅調な世界的成長とNZドル安で輸出が収益を支えるだろう。最近の成長の減速と、NZのビジネスの自信の弱さが、予想に対する下振れリスクと警告

オアNZ中銀総裁=成長が一段と弱含む場合には対応する用意がある。当面の間は経済の帆に風邪を送り続ける必要がある。

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