2018/08/14

2018年8月14日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

2018年8月14日(火曜)欧州・米国市場序盤の動き

日経平均株価の大幅な上昇にかかわらず、中国株は弱く、ギリシャ、ロシア、トルコ株は上昇する反面、南アを含め主要国の株価は弱含みで推移し、エルドアン・トルコ大統領の強硬姿勢も変わらず、トルコショックから抜け出せず。

肝心の、USDTRYは5%近くとなる一時6.4129まで下落しトルコリラの買い戻しが続いているが欧州市場に入ってからは狭い値動きに終始。

欧州時間には多くの経済指標が発表された。独とユーロ圏GDPは前年比が予想外に強く逆に前月比では強い数字で、英雇用統計は前日大きな変化は見られず。と

中国株はアジア市場で発表された弱い鉱工業生産、小売売上高と弱く、特に固定資産投資は弱く1996年来の低い伸び率となっているが、USDCNHは6.8910だと前日とほぼ同水準にとどまり動きは見られず。

EURUSDは、トルコリラの買い戻しにもかかわらず、欧州株は弱含みで推移し、イタリア10年利回りは軟化。USDJPYは、111.10台を高値に円安へ変化が強まる動きも見られず、110.80台で推移中。

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15:00    GER 第2四半期 GDP・速報値=前期比0.5%(予想0.4% 前回0.3%)。前年比2.0%(予想2.1% 前回2.3%)→ 前年比は予想と前回を下回るもEUR買いが強まる

15:00    GER 7月 消費者物価指数・確報値=前月比0.3%(予想0.3% 前回0.3%)、前年比予想2.0% 前回2.0%、HICP前月比0.4%(予想0.4% 前回0.4%)、前年比2.1%(予想2.1% 前回2.1%)→ 予想と前回と変わらず

15:45    FRN 7月 消費者物価指数・確報値=前月比-0.1%(予想-0.1% 前回-0.1%)、前年比2.3%(予想2.3% 前回2.3%)→ 予想と前回と変わらず

17:30    GBP 7月 雇用統計: 失業率=2.5%(予想 前回2.5%)、失業保険申請件数=前月比0.62万件(予想 前回0.78→0.90万件)、ILO失業率=3か月・前回比4.0%(予想4.2% 前回4.2%)、含むボーナス平均賃金=3か月比2.4%(予想2.5% 前回2.5%)、除くボーナス平均賃金=3か月比2.7%(予想2.7% 前回2.7%)→ 失業率は予想外に低下、失業保険申請件数も予想外に減少、含むボーナス平均賃金は予想に届かず。1.2792→1.2827まで瞬間上昇し下落へと変化

18:00    GER 8月 ZEW景況感指数: 期待指数=-13.7(予想-21.3 前回-24.7)、現況指数=72.6(予想72.1 前回72.4)→ 予想外にマイナス幅は縮小へ

18:00    EUR 8月 ZEW景況感指数=-11.1(予想-15.6 前回-18.7)→ 予想外にマイナス幅は縮小へ

18:00    EUR 第2四半期 GDP・改定値=前期比0.4%(予想0.3% 前回0.3%)、前年比2.2%(予想2.1% 前回2.1%)→ 予想を上回る

18:00    EUR 6月 鉱工業生産指数=前月比-0.7%(予想-0.4% 前回1.3→1.4%)、前年比2.5%(予想2.4% 前回2.4→2.6%)→ 前月比は予想外にマイナス幅が拡大、前年比は予想を上回る

21:30    USD 7月 輸入物価指数=前月比0.0%(予想0.1% 前回-0.4→-0.1%)。前年比4.8%(予想4.6% 前回4.3%)


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トルコ財務省=木曜日に米・欧・中東の投資家と電話会談を行う

ハント英外相=ブレグジットがノーディールになるリスクが増えている。

エルドアン・トルコ大統領=米電子機器をボイコットすると表明。トルコが経済戦争の標的になっているとし、急落しているトルコリラを下支えするため、国民にドルやユーロを売るようあらためて呼び掛けた

ミネル南ア中銀副総裁=秩序だった機能が損なわれる状況からほど遠い。天気的な動きには過度に反応しない。


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